現場責任者が感じた、世界のモーターショーと日本の関係
2006.06.22
こんにちは、事務局の吉澤です
18日のクロアチア戦はいい試合でしたね。
引き分けに終わってしまったのは残念ですが、一進一退の攻防はサッカーをあまり知らない私でも、思わず興奮してしまいました。
見事PKを止めた川口選手、かっこよかったですね。
そして明日未明にはいよいよ運命のブラジル戦です!
ドイツで激戦を繰り広げる選手達に、熱いエールが届くよう頑張って応援したいと思います
さて、今回のワールドカップの開催地ドイツは、東京モーターショーにとっても目が離せない国であります。
というのは、ヨーロッパ最強と言える、ドイツの自動車産業が誇る車の祭典として世界のプレスの注目度が高い
「フランクフルト・モーターショー」
(International Automobile-Ausstellung )
の開催地でもあるからです。
「5大モーターショーと来場者」では、各国のショーについてお話ししました。
今回は、岡室長が実際に各地を視察して感じた
世界のモーターショーの特色について、いろいろと教えてもらいたいと思います
こんにちは、岡です。
世界のモーターショーを視察して感じたのは、
“日本のショーは真面目”だということ。
通常、モーターショーはプレスデーの後に一般公開されます。
プレスデーとは皆さんご存じのとおり、報道関係者だけに公開する日のこと。このプレスデーに、日本のショーの“真面目”さを感じることが多いのです。
例えば海外のモーターショーでプレスデーが2日間ある場合、自分の会社のブリーフィングが2日目に行われるとしたら、1日目に行ってもまだブースが出来上がっていないことがあるんです。
ブースの中にはフォークリフトやハシゴが置いたまま……
なんてことも。
逆にブリーフィングが初日だったブースでは、その翌日に全部壊して作り直していたり……。
日本ではそういうことは絶対にないんです。
事前にしっかりと作り上げて、プレスにはプレス用でしっかり見せて、後は一般公開日に備える。
プレスにも一般来場者にも最高のものをお見せする。
当たり前のことのようですが、これが実現できているショーは少ないんです。
プレスブリーフィングで最近感じることは演出のすばらしさです。紹介したい車の登場のさせ方や動きなど、真面目にショーアップされています。
この傾向は「第40回東京モーターショー」でも見られることと思いますが、一般の方には「東京モーターショーWEBサイト」にて公開する動画で、感動の一部を味わっていただきたいと思います。
「世界に向けて発信!」では、吉澤が「ニューヨーク国際オートショー」でのプレスブリーフィング会場を設営する上での苦労を語っていましたが、確かにそのとおり。やはり文化の違いがあるためか、日本と同じ感覚を持って海外で仕事をするのは難しいことなんですね。
この「ニューヨーク国際オートショー」には、もちろん私も行っていました。
東京モーターショーとしては初めてとなる海外での記者発表には、最初は少し緊張しましたが、予想の倍以上のマスコミ関係者にお集まりいただき、積極的な質問を受け、改めて「第40回東京モーターショー 2007」の注目度の高さを肌で感じ、身が引き締まる思いでした。
私自身も「ニューヨーク国際オートショー」は初めて見たのですが、一番に感じたのは「日本勢が頑張っているな」ということです。
主催国であるアメリカのメーカーも力を入れているのですが、それにも増して日本メーカーの気合と意気込みが心に残りました。
「第40回東京モーターショー 2007」も、頑張る日本メーカーの期待に応えられるよう、素晴らしいイベントにしたいですね。