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最終回。涙、なみだの東京モーターショー。
2007.11.11


皆さん、こんにちは。事務局の吉澤です。

この書き出しも、今日で最後となりました。
第40回東京モーターショー2007も、今日でついに最終日を迎えました。ということは…
私のブログも今日がラストということになります。

ぜひ、皆さん、最後までお付き合いくださぁ~~い。

今日は、特別!?5つの話題をご紹介しちゃいましょう。盛りだくさんですぞぉ!

最初は、この話題からスタートです。
毎晩、皆さんが帰られた会場では、クルマ磨きが行われているのは、ご存知ですか?
クルマを、すてきな状態で皆さんにみていただけるように、クルマ磨き専門のスタッフが夜な夜な、精を出して磨いていたんです。
特に、昨夜は最終日前と言うこともあって、気合をいれ、黙々と作業されているスタッフが目立ちました。

中には、閉場後だけでなく、勢い余って開場時間中でもクルマをきれいにしようとするところも…。

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(なぁ~んて、ダッジブースのカーウォッシュショーでしたぁ。ははは。

こっちが、ほんものです。

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(すみからすみまで、ピカピカです。)

2つ目の話題は…。
今朝は、今日が最終日ということもあって、開場前の様子もちょっと今までとは違うようでした。最終日という安堵感と緊張感が、入り混じってる感じですね。

そこで、トヨタ&レクサスの朝礼に立ち会ってきました。舞台に上がるダンサーさんからブース整理の誘導員まで、スタッフ全員がそろう朝礼です。

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(いやはや、すごい人数です。

朝礼が終わると…。

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(みんなでラジオ体操第一。よ~い。)

そして、最後に気合いっぱぁ~~つ!

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(「最終日もがんばりましょう!」)

横に目を向けると、こんな風景も…。

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(コンパニオンさんたちが発声練習しています。気合い、入っていますなぁ~。)

各ブースとも、最終日はプレスデーも含めて19日間の集大成というかたちで、皆さんをお迎えするのでしょう。

さぁ~て、3つ目の話題はぁ。
期間中、常時展示されていてプライスタグ(価格表)がついていた乗用車の高額ベスト5、なんてのを調べてみましたぁ。

第1位は、「メルセデス・ベンツSLRマクラーレンロードスター」で、7,000万円です!

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(いったい、どんな方が買うのでしょうか。想像もつきません!

第2位は、5,848万5,000円で「マイバッハ62S」。

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(この5,000円っていうのは、なんなのでしょうか?

そして、やっぱりわすれちゃいけません。高級車の代名詞といっても過言ではないでしょう。ロールスロイスが第3位と第4位に入りました!

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(第3位は、「ファントムエクステンデットホイールベース」 5,272万5,000円。)

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(第4に、「ファントムドロップヘッドクーペ」5,218万5,000円で続きます。)

第5位は、4,070万円とちょっとお安くなりまして、ベントレーの「ブルックランズ」が入りました。

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(も~、あんぐり状態の吉澤です。

さて、4つ目の話題です。
最終日の最後は、グランドフィナーレと言われる、ちょっとしたショーがあるんです。
グランドフィナーレとは、各ブースの打ち上げみたいなもので、プレスデーも含め19日間ご苦労様的な感じなんです。

18時半ごろから、各ブースで趣向を凝らしたグランドフィナーレが始まりました。

今回のショーで、大注目の「GT-R」を出してきた日産ブースのステージにはコンパニオンさんが勢ぞろい。

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(彼女たちにとっても、よい想い出になったのでしょうね。

三菱ブースでは、2階フロアーにも人があふれています。

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(まるで、アイドルのコンサートのようです。 )

ちょっと、かわった演出は、フォルクスワーゲングループジャパンのブース。
ショーに関わったスタッフすべての名前が、モニターに流れています。

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(裏方さんも一緒に感動です。

シックに上品な演出は、BMWのブース。

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(最後は展示車が一斉にクラクションを鳴らします!!

いや~、グランドフィナーレは、やっぱり感動ものですねぇ。

5つ目の話題です!
最終日の今日、次回の東京モーターショー、つまり第41回東京モーターショー2009の概要が発表されましたっ!
開催期間は、2009年秋、会場は同じく幕張メッセとなります。
具体的な会期は来春発表しますので、ぜひ、ご予定を立てておいてくださいね。って鬼が笑っちゃいますかね?

今は、もう21時です。会場では、撤収作業が続いています。

これまで1年半あまり、公式ブログを担当させていただ
きました。
駄文、読みづらい点など、多々あったかと思います。お付き合いいただきました皆さんには、心より感謝いたします。

明日からは、2年後のモーターショーに向けての仕事が始まります。
あまりにも早く変化する時代は、わたしたちにどんな課題をつきつけてくるでしょうか?クルマを取り巻く環境も、さらに大きく変わっているのではないかと思います。

でも、もっと、もっと素敵なクルマの祭典として皆さんに愛される東京モーターショーを目指して、がんばります!

では、みなさん。
第41回東京モーターショー2009で、またお会いしましょう!!

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「アディオス!アミーゴ!!

イケメンならぬマッチョマン??
2007.11.10


皆さん、こんにちは。事務局の吉澤です。

今日は朝からあいにくの雨でしたが、多くの皆さんにご来場いただきました。本当にありがとうございますっ!


さて、今日はどんなクルマにも必ず装着されている「ナンバープレート」からスタートです。

来場された方は目にしているかもしれませんが、北3ゲート入り口近くに、日本各地のナンバープレートが陳列されているブースがあります。
これは、全国自動車標板協議会のブースで、「世界のナンバープレート展」、「希望ナンバー制度」、「ご当地ナンバー」そして「封印」などナンバープレートについて紹介されています。

その中でも、私が見入ってしまったのが、希望ナンバーの全国ベストテン。大型モニターで紹介されています。

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(縁起のよい番号が目立ちますね~。)

このランキングは、都道府県別にも見ることが出来るんです。ちなみに、私の郷里、広島ではどうなっているかといいますと…。

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(3ナンバーと5ナンバーで順位が異なっているのは、なんででしょうかね。)

私がクルマを買ったら「44-30(よしざわ)」というナンバーにしたいなぁと、ひそかに思っています。

また、ご当地ナンバーについての展示もありました。
実は、クリーンエネルギー車同乗試乗会でトヨタ車が「豊田」というナンバーをつけていたんですね。そのとき私は、「またまたぁ、いくらなんでも作りすぎでしょ。」と思ったわけですよ。でも実際にあるんですね。豊田ナンバー。

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(いつの間にか、こんなにナンバーが増えているんです。びっくりしましたぁ。

さて、今日は、吉澤としてはアメリカンマッスルカーを中心に、アメリカの三大自動車メーカー、 ゼネラルモータース(GM)、フォード、クライスラーを、チェックしてみました。

まず、最初はGMです。
日本では「キャデラック」、「シボレー」、「ハマー」といったブランドを展開しています。
ブースでは、2008年モデルの「コルベット・コンバーチブル」がブースの真ん中に、どかーんと置かれています。

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(う~ん、セクシーです。いや、クルマがですよっ!

ハマーシリーズの末弟、「ハマーH3」は、ついに右ハンドル車が出展されました。ハマーシリーズの中でも比較的コンパクト(でも、それでもトヨタの「ランドクルーザー」くらいの大きさですが)で、日本市場にぴったりマッチするクルマだけに注目度も高そうです。

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(マッチョなクルマの代名詞って感じです。)

次は、フォードです。
フォードグループとしてマツダやジャガー、ランドローバー、ボルボを一堂に会して大きなスペースに展示されています。

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(フォードグループのブースの天井はすべて同じ白い布で統一。清潔感があります。)

フォードブースの真ん中にはマスタングのスペシャルバージョン「マスタングGTカリフォルニア・スペシャル」が鎮座しています。

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(こちらも黄色です!存在感がありますよね。

最後は、クライスラー。
「クライスラー」、「ダッジ」、「ジープ」の3ブランドを日本では展開しています。中でも、この6月に日本上陸を果たしたばかりの「ダッジ」ブランドは随分と目立ってました。
なんといっても、刺青をした女性の大きな看板と、その看板の赤と並べられたダッヂ車の赤が印象的です。

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(これまた、セクシーな感じです。)

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(「ダッジ・チャージャーSRT8」は、日本車にはない迫力です。)

クルマ本来の持つ楽しさを素直に表現しているようで、そのアメリカンな魅力を再発見した感じです。


さて、今日はライフスタイルパークで、変り種のデモンストレーションがありました。

困ったときのJAF頼み。そう、一つ目は日本自動車連盟によるレッカーの実演です。

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(事故や故障車を迅速に運んでいくレッカー車の実演です。)

二つ目は、アクロバティックな白バイのデモンストレーションです。4名の白バイ隊員がデモ走行。そのうち2名は千葉県警の「ホワイトレディース」所属の女性白バイ隊員の方です。普段あまりこういったデモンストレーションを行う機会がないだけに、緊張していたようですが、毎日朝から晩まで練習されていたそうです。
「2人の息が合っていないとできない高度な演技の連続です。この東京モーターショーのために訓練してきましたので、皆さんぜひ見に来てください。ただし、路上ではこのようなことはしていけませんよ」とホワイトレディースのお二人からのメッセージでした。

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(スーパーテクニックの連続です!

明日も、日本自動車連盟(JAF)のレッカー車デモンストレーションが10時45分からと14時30分からの2回、千葉県警による白バイのデモンストレーションは、11時30分からと13時45分からの2回の開催です。

さて、今日に引き続き、2階中央モールにあるJAMA情報発信&インフォメーションブースで、「親子で楽しむクリーンエネルギー車教室」の当日受付が行われます。14時30分開始の回に限り朝9時30分から受付開始です。

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(ぜひ親子で参加してみてください。勉強になりますよぉ。)


明日は!ついに!第40回東京モーターショー2007最終日となります。まだ見ていない、という方は、最後の!本当に最後のチャンスです!

ぜひご来場ください。
スタッフ一同、来場をお待ちしていまぁ~すっ!

イケメ~ン、ちぇ~~っく!!!
2007.11.09


皆さん、こんにちは。事務局の吉澤です。

今朝も、さわやかに目覚めた、元気な吉澤です!
今日も、精力的に会場を回ってきましたよ!


皆さん、NGKというメーカーをご存知でしょうか? 元プロ野球選手の新庄さんがイメージキャラクターにもなっているスパークプラグの会社です。今日はそのブースで、「あるもの」を見つけたんです。

その前に、皆さんは睡眠中の病気SAS(睡眠時無呼吸症候群)って聞いたことありますか? 大きないびきをかき、睡眠中に何度も呼吸が止まった状態が繰り返される病気のことです。

実は、このブースにある「あるもの」って、「ソムニー」というSASの測定器なんです。通常、入院して一日がかりで行う検査が簡単にできて、しかも自宅でできるっていうから、これは便利ですね~。

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(携帯電話よりやや大きいグレーのボックスが測定器で、その隣の白い機械が鼻につけるセンサーです。)

SASがひどいと、居眠り運転や、機械の操作ミスなどが起こりかねません。事故防止のためにも、このような製品の開発はうれしいことですよね。


さて、続いて今日は「人にやさしい」クルマたちを紹介しようと思います。今回は、各社のコンセプトカーの中から3台をご紹介しましょう。

まずは、トヨタの「RiN」です。「乗れば乗るほどに健康になれるクルマ」がテーマで、「酸素濃度コンディショナー」「スポット加湿」が装備されていて、健やかなドライブができそうな1台です。

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(屋久杉をモチーフとしたデザインなんですって。)

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(“凛”とした美しい姿勢のままクルマが運転できるように設計されたシートなんだそうです。)

心美しく健やかな生き方を促進する、というイメージなんだそうです。

また、日産の「PIVO2」は、「いつでも楽しくどこでも元気」をテーマに、日産のフレンドリーイノベーションを具現化したコンセプトカーです。

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(まぁるいボディが虫みたいにみえるのは、私だけ?。)

「PIVO2」で特徴的なのが、ダッシュボード上にいる可愛らしいキャラクター「ロボティック・エージェント」の存在です。彼(彼女?)が、表情や話し声からドライバーの状態を推定してくれます。そしてドライバーがいつもハッピーな状態で運転できるように、状況に合わせて元気づけたり、和ませたりしてくれるんだそうです。

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(まるで、あのSF映画に出てくるロボットみたいです。

最後にご紹介するホンダの「PUYO」は、「使う人だけでなく、周りの人も楽しくさせる」というテーマで登場しています。

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(食パンみたいなデザインです。)

実はこのクルマ、「PUYO」という名のとおり、ボディがぷよぷよしてるんです。ボディに特殊なジェルが使われていて、例えると、グミのような柔らかさとでも言いましょうか…、ちょっと癖になりそうな感触です。

また、クルマではないですが、パイオニアのブースでは、ペンギン形ロボ「車載ロボット」が紹介されてました。

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(可愛らしい表情ですね~。

「一緒にドライブを共感できるパートナー」がテーマになっていて、ドライバーの運転の様子に反応して、やさしい運転をおねだりしたりと、身振りと音でコミュニケーションをとるようです。とっても愛嬌がありそうですね。


さて、先日、知人から「モーターショー会場でイケメンがファッションショーをやってるんだって?」と質問されました。

実はこれ、アウディのブースで1日5回行われているパフォーマンスのことなんです。確かにファッションショーみたいです。そして、いました!イケメン3人が出演していますっ!

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(いやぁ、女性の視線独り占め状態です。私もイケてるほうだと思いますが??コレは完敗です…。

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(う~む、かっこよすぎです~。

実は、このパフォーマンスに出演されているイケメンの3名はファッションショーやファッション誌などで活躍されているモデルさんなんだそうです。どうりで、かっこいいと思いました。

あと、もう一箇所、イケメンが1人でステージに立っている所がありました。それは、マツダのライブパフォーマンスです。ダンサーが、激しく踊っています。相当ハードな踊りです。アウディが「静」とすると、こちらは「動」ですね。

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(見るからに激しそうでしょ!)

モーターショーといえば、きれいなコンパニオンさんたちのイメージがありますが、今回は男性モデルさんも活躍しています。もしかして次回はイケメンばっかりになったりして…。って、そんなわけないですよね。


明日、そして明後日の2日間は、「親子で楽しむクリーンエネルギー車教室」の当日受付が行われます。10日(土)16時開始と11日(日)14時30分開始の2回分のみの当日受付となります。受付時間は、10日が12時から、11日は朝9時30分からです。定員は各回100名で先着順になります。
受付場所は、2階中央モールにあるJAMA情報発信&インフォメーションブースです。体験してみたいと思っている親子の皆さん、ぜひこの機会に参加してみてください。

また、事故や故障など路上のトラブルの際に活躍するレッカー車の活動模様が見られる日本自動車連盟(JAF)のレッカー車デモンストレーションが10時45分からと14時30分からの2回、ライフスタイルパークで行われます。

そして、お子様にも大人気の、千葉県警による白バイのデモンストレーションが行われます。こちらは、11時30分からと13時45分からの2回。同じくライフスタイルパークでの開催です。

明日からは、第40回東京モーターショー2007、最後の週末です。
会場ではイケメンたちも皆さんの来場を待っていますよ。
ぜひご来場ください!

マグロの解体ショーならぬ…。
2007.11.08


皆さん、こんにちは。事務局の吉澤です。

今日は、ちょっと寒かったですけど天気もよく、多くの皆さんにご来場いただきました。
おかげさまで、昨日は総来場者数が100万人を突破いたしました。皆さんのご来場、心より感謝いたします。

さて、今日の話題はこちらです。
突然ですが、皆さん、マグロの解体ショーを見たことありますか? 最近では、スーパーや回転寿司のお店などでやってますよね。ああいったパフォーマンスには人を惹きつける何かがあります。
実は、この第40回東京モーターショー2007の会場でも、とある解体ショーが、毎日行われているんです。

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(黒山の人だかりとはこのことですね。)

でも、毎日解体されているのはマグロではなく、トラックのオートマチックトランスミッションなんです。

北ホール走行関係部品・団体コーナーにあるアリソンジャパンのブースで行われているこのパフォーマンスについて、ブースの方にお話を伺ってみたころ、トラックにオートマチック車があることをもっと認知してもらうことと、オートマチックの仕組みに興味を持ってもらうために実施していると語っていただきました。

解体ショーは、毎日3回から5回実演しているそうですよ。ショー自体は30分ほどで終了しますが、その後、組み立て作業が残っているので、解体&組み立てを両方見ることも可能です。

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(複雑なパーツがいっぱい詰まっています。)

オートマチックトランスミッションの構造自体、わかりづらいですし、普段あまり見ることはできないですから、皆さんも一度見てみてはいかがでしょうか。


さて、このところ、ブログの内容がクルマ本体から外れてしまっていたので、今日はまたクルマを中心にお話ししましょう。

実は、今回の第40回東京モーターショー2007では、世界初公開となるコンパクトカーたちがいくつも登場しているんです。今回は、ちょっとおしゃれな欧州コンパクト車を紹介しちゃいましょう。


世界初披露となったフォルクスワーゲンの「space up!」。左右のドア、そしてリヤゲート側も観音開きです。そして、4人が乗れる室内は、運転席以外のシートがすべて折り畳むことができて、脱着も可能なんです。リヤシートには、背もたれのサイドサポートを引き出して、座面をひっくり返すとあら不思議!チャイルドシートが出てくるんです。これは、便利かも!

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(ど~んと、開放感たっぷりです!)

アウディからは、「メトロプロジェクト・クワトロ」が世界初登場。3ドアのハッチバックタイプのクルマです。減速~停止時にエンジンを自動で停止するオートマチック・スタート/ストップ機能や、電気モーターも装備していて、モーターで後輪を駆動するんです。まだコンセプトモデルですが、新しいグレードとしてデビューするんじゃないか、と噂されてます。

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(ちょっと怒ったような顔のアウディです。)

そして、世界初ではありませんが、日本初披露のコンパクトなクルマたちもたくさん展示されました。

まずは、ルノーの「カングー・コンパクト・コンセプト」。ルノーのカングーというモデルの3ドア・ショートボディのコンセプトモデルです。フロントウインドウから天井部にかけてガラスになっていて開放感は抜群なんです。この車両の開発には、世界的に有名なローラースケートブランド、ローラーブレード社が関わっていて、リヤのゲートが開くとリヤシートが180度回転。ゲートがさらに下方に開くので、ローラーブレードを履いたままアクセスできるというモデルになっています。

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(ローラーブレード以外にも、アウトドアユースに活用できそう!)

そして、小さなクルマの代名詞のようなミニにも、新しい仲間が増えました。名前は「クラブマン」です。
もう受注を開始しています。通常のミニよりも全長で240mm長いですが、4m以内に収まっています。右側のリヤドアはクラブドアと呼ばれ、フロントドアとの観音開きになり、バッグドアも観音開きとなります

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(壁掛け状態で展示されてる、「クラブマン」。大胆な展示です。)


最後に、今日催された「張会長ユーザーミーティング みんなで語ろう!クルマの夢、楽しさ、素晴らしさ」についてお話ししましょう。

様々な年代、ジャンルの人と話をしてみたい、という日本自動車工業会の張富士夫会長の発案で開催となったシンポジウムです。自動車業界のトップと、一般のユーザーさんが直接話し合うという、初の試みでした。

開演前から会場は満席。立ち見まででるほどの、注目の高さには驚きです。

ユーザー代表として20歳代、30歳代の女性が9名、60歳代、70歳代の男性が6名、そして15名の19~29歳までの男性がステージ上に登場。そして、パネリストとしては赤池学さんをコーディネーターとして、タレントの眞鍋かをりさん、モータージャーナリストの石川真禧照さんを迎えて、このシンポジウムの幕が開きました。

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(とても大勢の皆さんに集まっていただきました!)

参加者の皆さんからは活発な意見が出されました。例えば、「マニュアルミッションの設定車が少ない」「クルマに気楽さがない」「あこがれるようなクルマがない」と様々な意見があがりました。
自動車メーカーにとっては耳の痛い意見もあったようですが、そのすべてに張会長は耳を傾け熱心にメモを取っていらっしゃいましたね。

また、今年70歳となる張会長からは、トヨタに入社したとき、手取りの給料とそのときのクラウンの価格を見比べて、一生クルマには乗れないなと思ったことや、先輩からクルマを借りて、名古屋までコーヒーを飲みにいった話など、若いころの話も披露されたりしていました。

会場内に詰め掛けた皆さんも、○×のうちわでこのミーティングに参加。
最後の質問に「完全自動化するクルマってどう思いますか?」というものがありましたが、これには会場内の意見も真っ二つに分かれてましたね。
他にも、同席した自動車メーカー技術者が、現在開発中の最新の技術の話の説明があったりと、大変勉強になる2時間だったのではないでしょうか!

ライフスタイルパークの会場でもこのユーザーミーティングを生中継。皆さんじっと耳を傾けていましたね。


さぁ、東京モーターショー2007も残り3日となりました。

まだ、行ってないよというあなた!
ぜひ、この週末を利用して、幕張メッセまで来て見ませんかっ!
たのしい時間をすごせますよ!

このカメラに気をつけろっ!!
2007.11.07


皆さん、こんにちは。事務局の吉澤です。

11月に入ってからというもの、めっきり冷え込んでいますが、皆さん、お身体のほうは大丈夫ですか?
事務局でもあっちでゴホゴホ、こっちでゲホゲホと聞こえています。風邪には注意しましょう!

今日ははじめに、ちょっとユニークな出品物をご紹介しましょう。
あるブースでど~んと構えているこのカメラ、目の前を通行する人たちを追いかけているんです。そのカメラの下にあるモニターには、カメラで捉えた映像が映し出されています。

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(決して怪しいものではありません!)

ときおり、「だれか遊んでぇ~。」とか「こっち来てぇ~。」と妙に親しげに誘ってくるんです。

で、近づいていくと、

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(あっ! ちょんまげを被せられてしまいましたぁ!

実はこれ、オムロンのブースの、顔認識の技術の展示なんです。
まだ開発途中なんだそうですが「OKAO catcher」というそうです。
オムロンは、運転者の顔の向きを検知する技術など、独自の技術によるドライバーモニターセンサーを開発していて、このセンサーはわき見運転や居眠り運転の検知、抑止を目的に開発されているそうです。


そうそう、マツダのブースにも面白い展示がありましたよ。

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(ボードを持って、モニターの前に行くと…。)

モニターの下にはカメラがあって、このモニターには自分の姿が映っています。横に用意されている説明ボードをここに掲げると、そのボードの内容に沿って技術解説がスタートします。驚くことに、画面上のボードの上には、CGの立体映像が出てくるんです。手に持っているボードを傾けたり、近づけたりして、解説しているものの内容をじっくりと見ることもできます。

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(見たい角度で見てみることができます。)

実車も横にあり、体験型の解説ですから、とてもわかりやすいですよ。

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(ハイブリットシステムの説明です。)

水素ロータリーエンジンやバイオテックマテリアル、バンパーtoバンパーリサイクルについて等、説明ボードが各種あります。自分自身で見てみたいものをチョイスしてモニターにかざしてみてください。


さて、今日は、昨日のタイヤに引き続き、同じくタイヤ・オーディオ館のカーオーディオ&ビジュアルコーナーを探索してきましたので、そちらをご紹介しましょう。

「イクリプス」ブランドでカーオーディオを展開する富士通テンでは、この夏に登場した携帯電話で操作するカーナビのデモ機が登場していました。

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(携帯電話がリモコン代わり!?)

携帯電話で調べた位置情報を、カーナビへ赤外線通信で送れば目的地の設定は完了!というもの。これなら、前もって携帯で行き先を決めておけるから便利ですよね。これって、行き先は助手席の彼女にすべてお任せさ!という方になんか、ばっちりではないでしょうか。

松下電器産業のブースには、「ストラーダ」の地上デジタル放送のフルセグ受信に対応したモデルも展示されていました。

いつの間にかクルマでも、家庭のテレビと同じハイビジョン放送が見られるようになったようですね。技術の進歩には、ただびっくりするばかりです。

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(フルセグ受信とワンセグ受信の違いを体験できます。フルセグは、きれいですよ~。)

地図メーカーであるZENRINのブースでは、最新の地図データの製作現場が垣間見られるような紹介がありました。カーブの曲率情報、そして坂道の傾斜情報、そしてなんと道路上にある黄色や白の実線、さらには各レーン矢印表記など路面のペイント情報までも地図データとして収録していくべく努力している、という話でした。
すごいことですよね、伊能忠敬もびっくりしているでしょうね。

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(車線も見分ける高精度地図)

どうしてそこまでの情報が要るの? と思う方もいるかもしれませんが、実はこの地図情報が将来的にクルマの制御装置と連携する技術も考えられているのです。

その技術の片鱗は、10月24日のプレスデーでワールドプレミア発表された日産「GT-R」に搭載されています。
「GT-R」に搭載されている「Xanavi」のカーナビが、サーキット内にクルマがいることを認識すると、スポーツ走行用にスピードリミッターが解除できるという驚きの機能が搭載されているんです。

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(「GT-R」は、カーナビも高性能)


今後、高精度地図情報から、この先の道路の状況を察知して、ドライバーに安全情報を知らせたり、クルマの挙動を制御したり、これからの自動車の技術には欠かせないものになるかもしれません。
地図とのリンク、恐るべし、です。

また、ケンウッドのブースでは地図帳がならんでいました。

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(地図帳、発見!)

実は、この地図帳は特殊なもので、ページ上に位置情報が刷り込まれているんです。小型カメラを内蔵したペンで丸く囲むだけで目的地設定ができる、という優れものなんです。
リモコンを使って、住所を入力したり、地図をスクロールさせるより、地図帳をパラぱらっとめくって、ココっ! と丸で囲むほうが確かに簡単です。
参考出品でしたが、アナログにはアナログのよさもあって、それをうまく反映させられたら面白いだろうなぁと実感しました。

カーナビもまだまだ進化していくんだなぁ、とても勉強になりました。

今日も、あっという間に一日が終わりました。
一日の締めは、素敵なコンパニオンさんたちの笑顔で癒されることにしましょう。

実は、毎日、閉場時間近くになると、コンパニオンさんたちがブースの前に並んで、皆さんをお見送りしてくれるんです。
私も密かに、閉場時間まぎわに会場を回ってきました。

一番壮観なのは、三菱ブースです。なんとざっと数えたところ47人ものコンパニオンさんが、ブース幅いっぱいに並びます。

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(う~む、壮観です!


さて、明日は、話題のシンポジウム「張会長ユーザーミーティング みんなで語ろう!クルマの夢、楽しさ、素晴らしさ」が14時からスタートします。シンポジウム会場だけでなく、ライフスタイルパークでもこの模様はライブ中継されますので、皆さんお見逃しなく!

では、今日はこの辺で。
また、明日!

宙を舞う美女、発見!
2007.11.06


皆さん、こんにちは。事務局の吉澤です。

会場には、自動車メーカー以外に、タイヤやカーナビやオーディオ、その他にも自動車に関する多くの部品メーカーのブースが出展されているということは皆さんご存知ですよね。

でも、今日最初に紹介するのは、クルマとは関係がなさそうなブースなんです。

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(ぐるっと周りを回ってもらえば、ブースの特徴に気づくと思います。)

このブースは、他のブースによくある体験コーナーも商品紹介もありません。四角いブロックや三角形のオブジェを積み重ねたようなブースになっています。

実はこのブース、モリモトというマンションデベロッパーのブースなんです。今回初めて東京モーターショーのスポンサーになって頂きました。この会社は、都市型デザイナーズマンションを企画販売し、いくつかの物件でグッドデザイン賞も受賞しているそうです。

自動車とは関係ないブース? いえいえ、これからクルマと住宅ももっと親密になる時代が来るかもしれませんよ。そんなときにこのモリモトさんが、新たなクルマと住まいのあり方を提案してくれるかもしれませんね。皆さんも、このブースを見かけたらぜひ立ち寄ってみてください!

さて、今日は会場で見られる面白い演出(パフォーマンス)をご紹介しましょう。

もう来場した皆さんはご存知かもしれませんが、 フォルクスワーゲングループジャパンブースの舞台では、なんと!女性が歌いながら宙を舞っているんです!

このパフォーマンスに登場している女性は2人いて、アムステルダムの歌手、エイバー・シモンズさんとローリー・ライスさん。

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(こちらは、エイバー・シモンズさん。)

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(こちらは、ローリー・ライスさん。)

エイバーさんは8歳のころからプロの歌手として活動しているそうで、「RAFFISH」という女性グループでスマッシュヒットも飛ばしたこともあるそうですよ。

一方、ローリーさんも、幼いころからダンサーとして活動を開始し、ミュージカルの勉強として歌も歌っています。オペラとして有名な「アイーダ」の東京公演にも出たことがあるそうで、ミュージカルなどで多く活躍されている方なんです。

パフォーマンスは、2人が交代でステージに上っている
そうですが、平日でも12回、週末は14回以上もショーをこなしているんですって!こりゃ、たいへんだぁ!!

ちなみに、パフォーマンスで使われている曲は、女優としても有名なカイリー・ミノーグの「Love At First Sight」という曲で、エンディングで、本人が映像で登場します。

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(舞台で歌う彼女たちとカイリーの歌声がハモってきれいに響いてます。)

今回、お二人から来場する皆さんへメッセージをいただいてきました。
「ぜひこのパフォーマンスを見に来てくださいね。後悔させませんよ。一緒に踊りましょう!」

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(左側がエイバーさん、右側がローリーさん。2人とも笑顔がとても素敵です!)

エイバーさん、ローリーさん、ありがとうございました!


さて、今日はタイヤのブースを見てきました。

タイヤ部門も今回のショーでは、環境性能やエコ、安全を意識したブースが多いようです。

省燃費のためにタイヤに求められているのが、タイヤが路面を転がる際に受ける抵抗である「転がり抵抗」をいかに減らすか、という課題。
これをわかりやすく解説してくれているのが横浜ゴムのブースなんです。

転がり抵抗の違う2種類のゴムボールを比べることができる、さまざまな仕組みが展示されていました。

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(帆に風を受けて走る模型を使って、タイヤの転がり抵抗の違いがわかるようにしています。)

次に、ブリヂストンのブースでは、タイヤの転がり抵抗を30%低減しつつも、雨でのブレーキ性能は今までとほぼ同じというタイヤ「ECOPIA EP100」が展示されていました。

また、一部車種で採用され始めた、パンクしてもそのまま80~100kmほど走行できるランフラットタイヤも展示されてました。

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(ブリヂストンでは、パンクしたときのタイヤの状態を比べられるようになっていました。)

ランフラットタイヤは、もともと障害などでタイヤ交換ができない方や、治安が悪くてクルマを止めるのが危険な地域の人のために開発されたタイヤなんだそうです。
また、ただ便利なだけではなくて、パンクしたときのスペアタイヤが必要なくなるので、クルマが軽くなるぶん省燃費になりますし、一度も使うことなく廃棄されるスペアタイヤもなくなり、環境にもいいんですね。
安全と環境を両立するタイヤとして、とても魅力を感じました。


ダンロップファルケンタイヤのブースは、プレスデーに発表した新製品「ENASAVE97」一色のブースでした。

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(エコを全面にアピールしたブース演出です。)

「ENASAVE97」は、これまでのタイヤの原材料の大半を占めていた石油や石炭などの化石資源を、天然ゴム、改質天然ゴム、植物繊維などの天然資源に変えることによって、CO2の削減に貢献しているんだそうです。


タイヤメーカーの環境への思いやりが、強く感じられました。ぜひ、皆さんも足を運んでくださいね。


さて、お次は話題をがらっと変えて、会場で見かけたキャラクターたちを紹介しましょう~。

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(今や超有名人ならぬ、超有名ロボットのホンダ「ASIMO」。)

まず、ホンダのブースで登場していた「ASIMO」。
ホンダの2足歩行ロボットです。身長130cm、体重54kg。今回は、ホンダのコンセプトカー「PUYO」の紹介をしています。

ETCブースには「Mr.ETC」が登場していました。こちらは身長170cm、50kg。今年の4月に首都高速道路株式会社に入社しています。東京モーターショー会場で元気に資料配布を手伝っています。

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(新入社員の初々しさが残る、スーツ姿の「Mr.ETC」。)

そして、ご存知の方も多いミシュランタイヤのキャラクター「ミシュランマン」。

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(元気に動いています。)

ちょっと前までは「ビバンダム」、愛称で「ビブ」なんて呼ばれていてましたが、最近名前を変え「ミシュランマン」になったそうです。また、実は彼、今回の第40回東京モーターショー2007で初めて声を出したんです!それも日本語で。世界で初めて声を出したのが日本語だったなんてすごい珍事です。

今日はあいにくの空模様でしたが、また明日からいい天気になりそうですね。第40回東京モーターショー2007も残り5日、もうひとふんばりってところです。

いつも元気なエイバーさんとローリーさんを見習って、私もがんばりまっす!

次世代のライトはやっぱりLED?
2007.11.05


皆さん、こんにちは。事務局の吉澤です。

土日は多くの皆さんにご来場いただきまして、ありがとうございます。今日も、好転に恵まれ平日にも関わらず、多くの皆さんに足を運んでいただきました。どうも、ありがとうございます。

さて、今日はちょっと変わったところに目を向けてみました。
会場を回っていると、ブースによって2階にあるスペースはなんだろう?と疑問に思っている方も多いと思います。

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(アウディブースの2階。まるで、ホテルのラウンジのようです。)

そこで、今日は私が、2階の様子を突撃レポートしてみましたぁ!

そもそも、2階へあがれるのは、そのメーカーのクルマのオーナーや、事前にブース招待券をもらった一部の方だけに限定されているようです。

まず最初に突撃したのは、会場で、もっともフカフカなじゅうたんが敷き詰められているメルセデス・ベンツのブース。

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(フィンのようなデザインの装飾の向こう側に秘密のスペースがあるんです!)

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(2階への入り口には、なんとロッカーが!何が入っているんでしょうか!?

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(ここが2階。きちっと配列されたデスクとチェア。)

次は、美しい森林と湖に囲まれた北欧の国、スウェーデンのメーカー、ボルボに突撃ですっ。

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(ボルボブースの2階への入り口には、「XC70」が門番のように見下ろしています。)

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(2階は、ウッディーでモダンな感じです。)

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(左手奥には個室がありました。主に商談に使われるそうです。)

木材を使うことで、温かみが感じられるフロアでした 。

さて、次はお隣の国、韓国のメーカーであるヒュンダイブースです。

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(こじんまりとしながらも、機能的な感じです。)

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(反対側には、キッチンが見えます。)


こうやって各メーカーの2階を見てみると、お国柄が反映されているように思えます。

もちろん、2階に自由に入れるブースもありますので、2階から会場を眺めてみるのも楽しいですよ。

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(三菱ブースからの眺望。いい眺めでしょ!)

日産ブースの2階では、床に丸窓がきってあり、下にあるモミジを真上から眺めることもできます。

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(凝った演出だと思いませんか?)

さて、今日もエコの視点で、会場を探索してみました。そして、今日はクルマのライト、「LEDライト」について、スポットを当てて見ました。

LEDとは、発光ダイオードのことです。
現在、信号や屋外用の大型ディスプレイや道路交通表示板、身近なところでは、携帯電話や家庭用ビデオカメラのバックライトなどいろいろな所に使われてます。

見た目にも、斬新でデザインの自由度も上がることもあって、今回の会場でも、多くのコンセプトカーがこのLEDのライトを採用しているのがみうけられます。

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(これはホンダの「CR-Z」です。)

LEDのメリットは、省電力で長寿命。発光に必要な電力が、いままで使われているハロゲン電球の5分の1!そして、寿命は10倍以上と言われています。しかも、小型化が可能で、視認性もいい。
これまでのヘッドランプに比べ、瞬時に点灯できることなど、多くのメリットが挙げられ、次世代の発光体として期待されていましたが、レクサスの「LS600h」に、専用のLEDヘッドライトが搭載されたのです。


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(LEDヘッドライト採用のレクサス「LS600h」。)

「LS600h」に採用されるまで、LEDでは光量が足りなかったり、配光やコストの問題でヘッドライトはなかったんだそうです。

それでも、それらの課題を乗り越え、市販車搭載にこぎつけたのは、小糸製作所の技術も大きく関わっているようです。そして、小糸製作所のブースでは、その明るさを比較体験できるんです

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(メーターなどのインジケータランプに使われているLED用は、この明るさ。)

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(ヘッドライト用ともなると、この明るさです!眩しすぎるくらいです。

LEDヘッドライトの部品もそれほど大きくありません。これなら二輪車への普及も早いかもしれません。

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(コンパクトなため、二輪車にも比較的早く普及しそうです。)

また、このLEDライトで新たな提案をしているブースも発見しました。なんと、LEDの光を利用して光通信を行うというものです。

LEDの特徴として、点灯が瞬時に行えることが挙げられます。そこで、人間の目ではわからないほどの速さでLEDを高速点滅させることで、データ送信する通信技術なんだそうです。

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(豊田合成のブースでは、クルマ同士の通信ができるシステムが展示されていました。)

そういえば、皆さん、国際会議場3階の302号室で開催のミニシアター、ご覧になりましたか?
日本車の最先端の安全技術そして環境技術をわかりやすく紹介する「クルマの夢編」として「情報から見える未来のクルマ(約20分)」と、以前にも紹介しました「第5回全日本学生フォ-ミュラ大会」を追ったドキュメンタリー「クルマの楽しさ・すばらしさ編」として「クルマづくりへの挑戦~第5回全日本学生フォーミュラ大会物語」の2本のオリジナル映像を上映しています。

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(ここが、ミニシアター入り口です。)

「情報から見える未来のクルマ」は、サイエンスプロデューサーの米村でんじろうさんが自動車最先端の技術を詳しく教えてくれます。クルマの進化に、皆さんびっくりするはずですよ。

さぁ~て、今日も無事に閉場です。
明日も、がんばります!

7分間の世界初試乗!?
2007.11.04


皆さん、こんにちは。事務局の吉澤です。

今日は日曜日とあって朝早くから多くの皆さんがいらっしゃいました。夕方になると、歩き疲れでしょうか、多くの方がベンチに座られています。

そんな皆さんにとっておきのブースをご紹介しましょう!

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そのブースとは、東ホールと中央ホールの間「いこいのモール」にあるファミリー社のブース。「ファミリー」という名前、皆さんもどこかで一度は耳にしたことがあるかもしれませんが、実は、ファミリー社は、マッサージチェア専門メーカーなんです。

会場には、来月発売予定の最新モデル「sogno(ソーニョ)」をはじめ、計8台のマッサージチェアが展示してあり、そのすべてが体験できるんです。(ちなみに、マッサージチェアの選択は出来ませんので、悪しからず。)

この最新マッサージチェア「sogno」は、なんとこの第40回東京モーターショー2007が一般の方への初お披露目なんだそうです。しかも世界初試乗?ができるなんて、驚きです!

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(体を包み込まれるような感じです。)

そして、もっとびっくりしたのは、14歳からシルバー層までを対象としたマッサージチェアだということなんです。え~っ、14歳? 中学生がマッサージチェア!? と皆さん思うでしょう。その14歳からというのは「ヤングプログラム」という業界初のマッサージプログラムが搭載されているためで、スポーツをやっている子どもたちのためのストレッチ機能を重視した設計なんだそうです。

私も連日のハードワーク?で、少々疲れぎみ。
早速、この「sogno」で7分間のクイックコースを体験してみました。

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(試乗中です。あ~~ぎもぢいい~。ほんとうにもまれてるみたいぃ~。Zzz…。)

もう、夢心地、とはこのことです。あ、ちなみに「sogno」はイタリア語で“夢”という意味です。

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こちらは、前述の「sogno」の倍くらいのお値段の「INADA RELAX ROBO」というモデル。前方へ移動するタイプのリクライニング機能を持ち、高級革を使用した豪華仕様で、一般の家電量販店では販売していないそうなので、体験するならまたとないチャンスかもしれませんね。

他にも、リラックスできるシートを発見しました。
北ホールにあるトヨタ紡織のブースです。こちらはコンセプトモデルですが、「パーソナルリラクゼーションシート」というシートが展示されています。

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(ちょっと、SFチックでしょ。)

シートに座ると、まず最初にバイザーが降りてきます。そこには大自然の雄大な風景の環境ビデオが流れ、穏やかな音楽も聞こえてきます。アロマの香り、そして酸素濃度を高めた空気を吸い、リラックスができるというコンセプトです。最後は、目覚めに最適な照明で起こしてくれます。ほんとうに眠って体験したいのですが、残念ながら試乗は2分間でした。たった2分間でしたが、なんとなく、心が落ちつきましたぁ。

さて、マッサージチェアではありませんが、シートつながりということで、今日は自動車のシートや内装について、エコロジー度合いをチェックしてみました。

自動車に搭載されるシートって、けっこう重たいって知ってましたか?これからのエコの時代には、車体の軽量化は必須といわています。そのため、薄くて軽そうなシートが、多くのコンセプトカーに搭載されています。

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(ダイハツブースにあった、とっても薄いシートです。)

川島織物セルコンのブースではポリエステル素材の繊維で編み上げた、クッション性のある薄い布のシート「banex」を出品。軽量化はもちろん、室内のスペースも広がります。

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(banex です。)

ところで、皆さんはこの植物、ご存知ですか?
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そう、アオイ科ハイビスカス属の一年草植物のケナフです。このケナフ、そして新幹線の座席のヘッドレストの素材にもなっているラミー(マオとも呼ばれます)といった、植物を原料とするバイオプラスチックは、燃やしても有毒ガスが出ず、その内部に取り込んだCO2を再び大気に戻すだけなので、地球に優しい素材として注目を浴びているんです。

内装パーツにおいては、このバイオプラスチックが今後数多く使われるようになるのではないかと考えられています。そのため、多くの部品メーカーが、樹脂成型したバイオプラスチックの展示をしています。

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(これはトヨタブースでの展示ですが、いろいろな場所で、ケナフやラミーの展示がありました。)

そんな中、トヨタ車体では、外装部分にバイオプラスチックを使用したコンセプトモデルが展示されていました。

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(コンセプトモデル「COMS-BP」は、ボディの多くにバイオプラスチックを使っているそうです。)


さて、今日のライフスタイルパークでは、サンケイリビング新聞社「ママの疑問を解決!クルマトークショー」が開催されました。

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(モーターライフジャーナリスト・大久保千穂さんと、「となりのトトロ」でおなじみの歌手・井上あずみさん。)

そして、相変わらずの大人気の商用車同乗試乗会も、今日から車両が入れ替わりました。

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(子供たちに人気のバス。日産ディーゼル工業の「SPACE RUNNER」が登場。)

ところで、やはり土日は、人が多くて見づらかったという方もいらっしゃるかもしれません。

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(本当に多くの人たちで賑わっています。)

ではここで、事務局の吉澤ならではの、ちょっとした提案をおひとつ。もし、クルマをゆっくりご覧いただくとしたら、平日の15時以降が狙い目だと思いますよ!
平日の15時以降に来場される皆さんには、割引料金(一般当日券1,300円のところが1,100円。中学・高校生当日券600円が500円)で入場できますし、閉場時間は18時までと短いですが、そのぶん人も少ないのでしっかり見て回れるんです。

さぁ、第40回東京モーターショー2007も残すところあと一週間となりました。これからもよりテンションを上げて、がんばっていきます!

スポーティな電気自動車に、あこがれますっ!
2007.11.03


皆さん、こんにちは。事務局の吉澤です。

毎日、大勢のお客さんでにぎわっているブースのひとつ、オフィシャルグッズショップをチェックしてきました。
実は、第40回東京モーターショー2007のオフィシャルグッズの販売はとても好調で、私としてもうれしい限りなんですっ!

私のイチ押しは、ポスターなどに使われている「BOX CAR」をモチーフにした「スクイーズ マルチスタンド」。

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(「スクイーズ マルチスタンド」は、会社のデスクに置いていてもいいんじゃないですか? 私はデスクに携帯&小物ホルダーとして使おうかな、と思ってます。)

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(他にも、売れ筋商品としては、「日本」を前面に出した「北斎コラボレーションTシャツ」や「北斎コラボレーションキャップ」。売れてます。)

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(オリジナルの「クッキー」も好評ですよ。これは、お土産に最適です。おひとついかがでしょうか?)

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(限定の「フィギュア」も大人気!)

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(第40回開催記念の「ZIPPOライター」。残りわずかです!お早めにっ!)

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(第40回開催記念「ピンバッヂセット(組ピン)」。「BOX CAR」をかたどった18個のピンバッヂが額装されてます!)

第40回東京モーターショー2007のオフィシャルグッズは、北1ゲート、西1ゲート、やすらぎモールの3ヶ所で販売しております。ただぁ~し!もう売切れてしまったグッズもあるようです。申し訳ございませんが、売り切れの際はご容赦ください!!

また、先日お伝えしましたとおり、第40回東京モーターショー2007は「1人、1日、1kg CO2削減」応援キャンペーンに賛同しています。チーム・マイナス6%でダウンロードできるチャレンジ宣言カードをご提示いただければ、オフィシャルグッズが5%割引で購入できますよ~♪

そうそう、こちらも先日紹介しましたが、私が担当した「自動車ガイドブック2007-2008年版」(定価:1200円)も好評販売中ですっ!
こちらは北1ゲート、北ホール南側、中央休憩ゾーン、やすらぎ・いこいのモール、インフォメーションプラザ横、西1ゲートで販売しています。

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(来場記念として、ぜひ1冊お買い求めください!)


さて、今日はエコカーの中から、電気自動車をピックアップしてみました。
会場内にはさまざまな電気自動車が展示されていますし、クリーンエネルギー車同乗試乗会でも試乗が出来るので、皆さんもぜひ注目してみてください。

そして、私がチェックしたのはこの2台。

最初の1台目は、電気自動車なのにスポーツと名付けられた三菱自動車の「i MiEV SPORT」。環境にやさしくというと、走る楽しさが感じられないと思われがちですが、このクルマは、電気自動車でも走る楽しさを実現してくれそうです。

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電気モーター駆動の高い環境性能と経済性を持ちながら、スポーティな走行性能を持つというコンセプトカーなんです。前輪タイヤの中に左右1つずつモーターを内蔵し、後輪は2つのタイヤを1つのモーターで動かす4WDシステムを採用。
減速時にはモーターを逆回転させてエネルギーを回収し、天井には太陽光発電のパネル、フロントバンパー内には風力発電用ファンを装備するなど、これでもかってくらいの電気自動車なんです。
ちなみに、最高速度は、180km/h!電気自動車とは思えないスピードですよね。皆さんも乗ってみたくなったでしょう!?

そして、もう1台は、大人5人が楽に乗れ、しかもスポーティなエコカー。スバル「G4e CONCEPT」です。

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このクルマの特徴はバッテリーにあるようです。1回の充電で200kmも走行できるそうです。充電時間は家庭用コンセントで1回あたり8時間、充電ステーションなら15分で約80%の充電を完了させられるということです。これは、便利だと思いませんか?
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電気自動車の普及には、ガソリンステーションならぬ電気ステーションの普及も欠かせません。そこで、東京電力ブースには急速充電器がお目見えしています。充電時間の短さも電気自動車を普及させるのには重要な要素のひとつになってくるでしょうね。
また、自動車も含めて家庭内もすべて電気でまかなえるようになれば、家の中にガレージという提案も可能、と室内ガレージのコンセプトブースも登場しています。たしかに、クルマのエンジンが電気になってしまえば、家の中にクルマを入れても排ガスの問題はないですから、ゆくゆくはひとつの部屋として使えそうです。例えばオーディオルーム兼クルマ、みたいな位置付けになったりするんでしょうかね。

電気自動車といえば、クリーンエネルギー車を子供たちにもっと知ってもらおうと「親子で楽しむクリーンエネルギー車教室」も開催されています。

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(まず、現在のガソリン&ディーゼル車を中心とした現在の自動車社会の問題点を探っていきます。そしてこれから登場するクルマについての紹介に移ります。)

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(そして、電気について学びます。電気を自分で作ってみるという体験ができます。)

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(さらに、燃料電池を使って、空気と水素を混ぜることで電気が発生することも学べるんです。)


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(最後には燃料電池カートも登場します。わかりやすくてとってもタメになる講座なんです。大人の私も勉強になりました!)

この教室は事前登録制で応募はすでに締め切っているのですが、10日(土)16時開始の回と11日(日)14時30分開始の回に限り、当日参加受付を行います。受付は10日が12時20分から、11日は朝9時30分から、2階中央モールにあるJAMA情報発信&インフォメーションブースで受付をします。
体験してみたいと思っている親子の皆さん、ぜひこの機会に参加してみてくださいね。

さて、今日もライフスタイルパークでは多くのイベントを開催しました。エコドライブ・コーナーのトークショーとして、ラリードライバーの新井敏弘選手とタレントの大沢あかねさんが登場しました。発進するときは5秒で時速20kmになるように、車間距離は長めに取る、といった普段の運転でも心がけでエコドライブになることを教えてくれました。ためになります!多くのラリーファンも詰め掛けて大盛り上がりでした。

明日のライフスタイルパークは11時からと13時30分からの2回、サンケイリビング新聞社「ママの疑問を解決!クルマトークショー」がありますよ。出演は、モーターライフジャーナリスト・大久保千穂さんと、「となりのトトロ」でおなじみの歌手・井上あずみさんです。皆さんお楽しみに。

また、明日から商用車同乗試乗会は参加車両が入れ替わります。こちらもご期待くださいね。

じゃぁ、今日はこれにて。ではまた明日!!

ディーゼルのイメージって…
2007.11.02


皆さん、こんにちは。事務局の吉澤です。

今日は、第40回東京モーターショー2007会場でのお昼事情について、お話しておこうかと思います。

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(2階中央モールには「Central Cafeteria」があります。席数は240席。)

東京モーターショー期間中は、会場内にある、 中央モール 1ホール前「ロイヤルガーデンコート」、中央モール 6ホール前「Central Cafeteria」、国際会議場1F「レストランNOA」といった常設のレストランに加え、各休憩ゾーンにも、仮設飲食売店を設置しています。ここには和・洋・中はもちろん、バラエティーに富んだ国内外の料理、そしてスイーツまでいろいろと揃っています。

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(中央休憩ゾーンには「レストランNOA」があります。席数は530席。)

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(2階中央モール1ホール前、「ロイヤルガーデンコート」。座席数は320席です。)

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(西休憩ゾーンは1店のみの出店ですが、ライフスタイルパークの前ですからステージイベントを見ながらの食事もいいですね。)

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(北休憩ゾーンには、寿司、北海道をテーマとした料理の2店が出店。)

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(南休憩ゾーンには、有名ファーストフード店も出店中。写真にも写っていますが、今回南休憩ゾーン仮設飲食売店前にテントを設置しました。売店前に回廊状になっていますので雨天時でもホールから濡れずに売店にアクセスできるんです。大型テントも設置されていて、中にはベンチもありますので雨でもOKですね!この大型テント、とんがりテントでいい味出してます。南休憩ゾーンも雰囲気が変わっていい感じになりました!)

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(甘いものが欲しいなら、ここ。インフォメーションプラザ横。疲れたら、ここでちょっと休憩してみては?)

今回のモーターショーには、もう1ヶ所食事のできるところが追加されました。前回までは、出品者だけが利用可能だった国際会議場2階の出品者サロンを一般の方々にも開放したのです。
ご利用いただける時間は、平日は13時半から15時まで。土日祝日は14時から17時までとなっております。

遅めのランチをという方はこちらもご利用ください。

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(国際会議場2Fにある出品者サロン。)

また、再入場用のリストバンドがあれば、会場への再入場も可能なので、会場外でお昼を食べるのもありかも。

事前に、レストランガイドや幕張メッセ周辺の食事情報などに目を通しておくといいかもしれませんよ。

今日も、昨日に引き続き、エコに注目して会場をまわってみました。

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この車両は、プジョー「908HDi FAP」というレース車両です。レースといってもF1ではありません。今年6月に行われたル・マン24時間耐久レースに出場した車両です。ちなみに結果は2位でした。優勝したのは、アウディ「R10 TDI」という車両です。そのどちらも搭載しているエンジンは、欧州ではエコエンジンとして注目されるディーゼルエンジンなんです。

ということで、今日のエコはディーゼルに注目してみました!

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ディーゼルエンジンの開発に力を入れているボッシュのブースには、新技術を投入したディーゼルエンジンのカットモデルが展示されています。
ちなみに、プジョー「908HDi FAP」にもボッシュの技術は採用されているんですって!

ディーゼルエンジンというと、日本では、エンジンがうるさく振動も大きい、そして黒煙を排出するので汚いなどと弱点ばかりが取り上げられていますが、乗用車の新車販売の半分近くがディーゼルエンジン搭載車である欧州ではちょっと違う受け止められ方のようです。

欧州では、さまざまな技術革新によって、ディーゼルエンジンは静粛性も向上、しかも排気ガスもクリーンとなり、さらには低燃費であるとことから、これからの時代にマッチしたエンジンへを変わってきているようです。

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日本の部品メーカーであるデンソーのブースでも、ディーゼルエンジンの弱点を克服した新技術の解説をしています。会場では、こんなすごい最先端技術を肌で感じることも出来るんです。

ぜひ、この機会にディーゼルについて学んでみてはいかがでしょうか?

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(メルセデス・ベンツのブースでは、ディーゼルエンジンとモーターのハイブリッド車が登場しています。)


日本国内でも、すでに日産やホンダなど各社からスーパークリーンディーゼルが発表されています。
そして、スバルからも同社が得意としている水平対向4気筒の形式を持つディーゼルターボエンジンが展示されていました。これら以外にも、会場内では多くのディーゼルエンジンの展示がご覧いただけると思います。

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(スバルの水平対向ディーゼルエンジン)

現在の国内では、普通乗用車にディーゼルエンジンを搭載している車両はほぼ無いに等しい状況ですが、今後、欧州のようにディーゼル車が普及してきそうな予感です。これからは、CO2排出を抑え地球温暖化に歯止めをかけるためにも、新しいディーゼルエンジン搭載車がユーザーの選択肢として考えられる時代になりそうですね。


さて、明日のライフスタイルパークは、エコドライブ・トークショーが13時15分からあります。
これは、2006年PWRC(プロダクションカー世界ラリー選手権)の年間チャンピオンであるラリードライバー新井敏弘さんと、ラジオのパーソナリティDJナイクさんによるトークショーです。プロラリードライバーによるエコドライブのお話、モータースポーツファンは必見です!
また、千葉県警の音楽隊が再び登場です。ライフスタイルパークでの県警音楽隊の演奏は、明日が最後の回となりますからお見逃しなく。

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今日は冒険家の風間深志さんのトークショーがありました。かっこいいですね。私もあんな親父さんになってみたいとあこがれます。風間さんのWHO「運動器の10年キャンペーン」のトークショーは、明日も16時から行われまぁ~す。

では、皆さん明日もよろしくお願いします。

エコなクルマと高級車が両立する?
2007.11.01


皆さん、こんにちは。事務局の吉澤です。

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西休憩ゾーンを歩いていたら、上からハラハラと落ち葉が…。いつの間にか、路上のプラタナスが紅葉をしていました。やっぱりもう、秋なんですねぇ。

さて、今日からライフスタイルパークがスタートしました。皆さん、各ホールの展示鑑賞だけでなく、西休憩ゾーンにもぜひお立ち寄りくださぁ~い。

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千葉県警コーナーには、白バイやパトカーが並んでいます。子ども警察官の制服貸し出しや子ども免許証の発行もしているんです。

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イベントステージのトップを飾ったの、は10時45分からのダブルダッチでした。ところで、皆さん、ダブルダッチって知ってますか?2本のロープを回す2名と、跳ぶ人1~2名で楽しむチームスポーツで、オランダの商人によりアメリカに伝わったと言われています。1973年、警察官がルールを作り、新しいスポーツとして誕生したそうです。
今日は、「ASGRM」というグループによるパフォーマンスと交通安全クイズ。クイズに答えると、もれなくプレゼントももらえますよ。ちなみに、ダブルダッチは、会期終了まで1日2回のステージがありますので、ぜひ見てくださいね。彼らの元気なパフォーマンスを見ると、こちらの気分まで軽くなりますよ。

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また、bayfm78の第40回東京モーターショー2007レポーターとして、渡名喜織恵さんがイベントステージに登場。会場からの見どころを、中継してくれています。また、レポート後にはbayfm78オリジナルグッズが当たるじゃんけん大会もやっています。このレポートは9日(金)までの平日に1日2回ずつ(8日のみ1回)行われまぁす。

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(千葉県警察音楽隊による演奏もありました。残念ながら降雨のため途中で演奏終了してしまいましたが、、、演奏は3日(土)12:00~もありますので次はフルで見たいなあと思います。)

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そして、人気のオフロードバイクによる走行トライアルのデモンストレーションも、ダブルダッチ同様、1日2回ずつ開催しますので、ぜひ見てみてください。バイクってすごいなぁと思うことしきり。ちなみにライダーさんは小林直樹さんと本多元治さんです。

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(エコドライブシミュレーター体験コーナーも登場。燃費が一気によくなるエコドライブを疑似体験できます。)

ところで会場のレポートですが、今日からは、ちょっと視点を変えて、エコという観点で会場をチェックしていきたいと思います。

まず、私がもっとも注目をしているのが、メルセデス・ベンツ「F700」というクルマです。このクルマは、リサーチカー(実験車)というカタチで出品されていますが、私としては一刻も早く市販して欲しいと思う一台でもあるんです。

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写真ではわかりにくいですが、実はこのクルマ、かなり大きいんです。全長が5180mm、全幅が1960mm。国産車で言うと、レクサスLS460よりも全長・全幅ともにひと回りも大きなサイズです。

ですが、この大きさにも関わらず、搭載されるエンジンは1.8リットル直列4気筒というカローラクラスなどにも搭載されるような小さな排気量のエンジンなんです。ハイブリットカーなので電気モーターも搭載されていますが、クルマの大きさと比べると、かなり小型のエンジンを載せているんです。
一般的には「えぇ? それで大丈夫なの!?」って思っちゃうくらいなんです。

でも、「F700」に搭載されるエンジンはDISOTエンジンといって、特殊なものらしいのです。ガソリンエンジンなのですが、ディーゼルエンジンのようにガソリンを自己着火させることもできるというもので、ガソリンエンジンのクリーンな性能を維持しながら、ディーゼルのような低燃費を実現しています。CO2 排出量は1km あたり127g、燃費は18.8km/Lとなっています。燃費だけで比較してみると1.3リットルエンジンを搭載した小型車と同等という、驚きの低い値です。

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シートについては、進行方向にも逆向きにもできるREVERSE シートを採用。車内のリアシートで向き合って会議もできてしまうというものです。

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(右リアシートを逆向きにすると、大型のモニターまで出現します。)

また、事前に路面の凸凹をセンサーで感知して、それに合わせてサスペンションの状態を変えるというもので、まるで魔法のじゅうたんに乗っているような乗り心地なんだそうです。

残念ながら、ボンネットを開けて見ることはもちろん、乗ることも触ることもできませんが、こんなクルマが近い将来、登場するんだなあという期待感を持たせてくれるクルマでした。


明日のライフスタイルパークも今日と同様、10時45分のダブルダッチのステージから始まり、トライアルデモンストレーションやbayfm78東京モーターショーレポートがあります。また、12時からは、オートバイによる史上初の北極点・南極点到達などで有名なオートバイラリーのパイオニアの冒険家、風間深志さんが登場して「運動器の10年キャンペーン」という旅の報告トークショーがありますのでチェックしてみてくださいね。

では、今日はこれにて!

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モデレータ紹介
東京モーターショー事務局の吉澤です!10月の第40回東京モーターショー開幕に向け、事務局も準備にフル回転! ブログではフラメンコのような“熱い”情報をお届けしていきます。お楽しみに!
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