このカメラに気をつけろっ!!
2007.11.07
皆さん、こんにちは。事務局の吉澤です。
11月に入ってからというもの、めっきり冷え込んでいますが、皆さん、お身体のほうは大丈夫ですか?
事務局でもあっちでゴホゴホ、こっちでゲホゲホと聞こえています。風邪には注意しましょう!
今日ははじめに、ちょっとユニークな出品物をご紹介しましょう。
あるブースでど~んと構えているこのカメラ、目の前を通行する人たちを追いかけているんです。そのカメラの下にあるモニターには、カメラで捉えた映像が映し出されています。
(決して怪しいものではありません!)
ときおり、「だれか遊んでぇ~。」とか「こっち来てぇ~。」と妙に親しげに誘ってくるんです。
で、近づいていくと、
実はこれ、オムロンのブースの、顔認識の技術の展示なんです。
まだ開発途中なんだそうですが「OKAO catcher」というそうです。
オムロンは、運転者の顔の向きを検知する技術など、独自の技術によるドライバーモニターセンサーを開発していて、このセンサーはわき見運転や居眠り運転の検知、抑止を目的に開発されているそうです。
そうそう、マツダのブースにも面白い展示がありましたよ。
モニターの下にはカメラがあって、このモニターには自分の姿が映っています。横に用意されている説明ボードをここに掲げると、そのボードの内容に沿って技術解説がスタートします。驚くことに、画面上のボードの上には、CGの立体映像が出てくるんです。手に持っているボードを傾けたり、近づけたりして、解説しているものの内容をじっくりと見ることもできます。
実車も横にあり、体験型の解説ですから、とてもわかりやすいですよ。
水素ロータリーエンジンやバイオテックマテリアル、バンパーtoバンパーリサイクルについて等、説明ボードが各種あります。自分自身で見てみたいものをチョイスしてモニターにかざしてみてください。
さて、今日は、昨日のタイヤに引き続き、同じくタイヤ・オーディオ館のカーオーディオ&ビジュアルコーナーを探索してきましたので、そちらをご紹介しましょう。
「イクリプス」ブランドでカーオーディオを展開する富士通テンでは、この夏に登場した携帯電話で操作するカーナビのデモ機が登場していました。
携帯電話で調べた位置情報を、カーナビへ赤外線通信で送れば目的地の設定は完了!というもの。これなら、前もって携帯で行き先を決めておけるから便利ですよね。これって、行き先は助手席の彼女にすべてお任せさ!という方になんか、ばっちりではないでしょうか。
松下電器産業のブースには、「ストラーダ」の地上デジタル放送のフルセグ受信に対応したモデルも展示されていました。
いつの間にかクルマでも、家庭のテレビと同じハイビジョン放送が見られるようになったようですね。技術の進歩には、ただびっくりするばかりです。
(フルセグ受信とワンセグ受信の違いを体験できます。フルセグは、きれいですよ~。)
地図メーカーであるZENRINのブースでは、最新の地図データの製作現場が垣間見られるような紹介がありました。カーブの曲率情報、そして坂道の傾斜情報、そしてなんと道路上にある黄色や白の実線、さらには各レーン矢印表記など路面のペイント情報までも地図データとして収録していくべく努力している、という話でした。
すごいことですよね、伊能忠敬もびっくりしているでしょうね。
どうしてそこまでの情報が要るの? と思う方もいるかもしれませんが、実はこの地図情報が将来的にクルマの制御装置と連携する技術も考えられているのです。
その技術の片鱗は、10月24日のプレスデーでワールドプレミア発表された日産「GT-R」に搭載されています。
「GT-R」に搭載されている「Xanavi」のカーナビが、サーキット内にクルマがいることを認識すると、スポーツ走行用にスピードリミッターが解除できるという驚きの機能が搭載されているんです。
今後、高精度地図情報から、この先の道路の状況を察知して、ドライバーに安全情報を知らせたり、クルマの挙動を制御したり、これからの自動車の技術には欠かせないものになるかもしれません。
地図とのリンク、恐るべし、です。
また、ケンウッドのブースでは地図帳がならんでいました。
実は、この地図帳は特殊なもので、ページ上に位置情報が刷り込まれているんです。小型カメラを内蔵したペンで丸く囲むだけで目的地設定ができる、という優れものなんです。
リモコンを使って、住所を入力したり、地図をスクロールさせるより、地図帳をパラぱらっとめくって、ココっ! と丸で囲むほうが確かに簡単です。
参考出品でしたが、アナログにはアナログのよさもあって、それをうまく反映させられたら面白いだろうなぁと実感しました。
カーナビもまだまだ進化していくんだなぁ、とても勉強になりました。
今日も、あっという間に一日が終わりました。
一日の締めは、素敵なコンパニオンさんたちの笑顔で癒されることにしましょう。
実は、毎日、閉場時間近くになると、コンパニオンさんたちがブースの前に並んで、皆さんをお見送りしてくれるんです。
私も密かに、閉場時間まぎわに会場を回ってきました。
一番壮観なのは、三菱ブースです。なんとざっと数えたところ47人ものコンパニオンさんが、ブース幅いっぱいに並びます。
さて、明日は、話題のシンポジウム「張会長ユーザーミーティング みんなで語ろう!クルマの夢、楽しさ、素晴らしさ」が14時からスタートします。シンポジウム会場だけでなく、ライフスタイルパークでもこの模様はライブ中継されますので、皆さんお見逃しなく!
では、今日はこの辺で。
また、明日!