次世代のライトはやっぱりLED?
2007.11.05
皆さん、こんにちは。事務局の吉澤です。
土日は多くの皆さんにご来場いただきまして、ありがとうございます。今日も、好転に恵まれ平日にも関わらず、多くの皆さんに足を運んでいただきました。どうも、ありがとうございます。
さて、今日はちょっと変わったところに目を向けてみました。
会場を回っていると、ブースによって2階にあるスペースはなんだろう?と疑問に思っている方も多いと思います。
(アウディブースの2階。まるで、ホテルのラウンジのようです。)
そこで、今日は私が、2階の様子を突撃レポートしてみましたぁ!
そもそも、2階へあがれるのは、そのメーカーのクルマのオーナーや、事前にブース招待券をもらった一部の方だけに限定されているようです。
まず最初に突撃したのは、会場で、もっともフカフカなじゅうたんが敷き詰められているメルセデス・ベンツのブース。
(フィンのようなデザインの装飾の向こう側に秘密のスペースがあるんです!)
(2階への入り口には、なんとロッカーが!何が入っているんでしょうか!?)
次は、美しい森林と湖に囲まれた北欧の国、スウェーデンのメーカー、ボルボに突撃ですっ。
(ボルボブースの2階への入り口には、「XC70」が門番のように見下ろしています。)
(左手奥には個室がありました。主に商談に使われるそうです。)
木材を使うことで、温かみが感じられるフロアでした 。
さて、次はお隣の国、韓国のメーカーであるヒュンダイブースです。
こうやって各メーカーの2階を見てみると、お国柄が反映されているように思えます。
もちろん、2階に自由に入れるブースもありますので、2階から会場を眺めてみるのも楽しいですよ。
日産ブースの2階では、床に丸窓がきってあり、下にあるモミジを真上から眺めることもできます。
さて、今日もエコの視点で、会場を探索してみました。そして、今日はクルマのライト、「LEDライト」について、スポットを当てて見ました。
LEDとは、発光ダイオードのことです。
現在、信号や屋外用の大型ディスプレイや道路交通表示板、身近なところでは、携帯電話や家庭用ビデオカメラのバックライトなどいろいろな所に使われてます。
見た目にも、斬新でデザインの自由度も上がることもあって、今回の会場でも、多くのコンセプトカーがこのLEDのライトを採用しているのがみうけられます。
LEDのメリットは、省電力で長寿命。発光に必要な電力が、いままで使われているハロゲン電球の5分の1!そして、寿命は10倍以上と言われています。しかも、小型化が可能で、視認性もいい。
これまでのヘッドランプに比べ、瞬時に点灯できることなど、多くのメリットが挙げられ、次世代の発光体として期待されていましたが、レクサスの「LS600h」に、専用のLEDヘッドライトが搭載されたのです。
「LS600h」に採用されるまで、LEDでは光量が足りなかったり、配光やコストの問題でヘッドライトはなかったんだそうです。
それでも、それらの課題を乗り越え、市販車搭載にこぎつけたのは、小糸製作所の技術も大きく関わっているようです。そして、小糸製作所のブースでは、その明るさを比較体験できるんです
(メーターなどのインジケータランプに使われているLED用は、この明るさ。)
(ヘッドライト用ともなると、この明るさです!眩しすぎるくらいです。)
LEDヘッドライトの部品もそれほど大きくありません。これなら二輪車への普及も早いかもしれません。
また、このLEDライトで新たな提案をしているブースも発見しました。なんと、LEDの光を利用して光通信を行うというものです。
LEDの特徴として、点灯が瞬時に行えることが挙げられます。そこで、人間の目ではわからないほどの速さでLEDを高速点滅させることで、データ送信する通信技術なんだそうです。
(豊田合成のブースでは、クルマ同士の通信ができるシステムが展示されていました。)
そういえば、皆さん、国際会議場3階の302号室で開催のミニシアター、ご覧になりましたか?
日本車の最先端の安全技術そして環境技術をわかりやすく紹介する「クルマの夢編」として「情報から見える未来のクルマ(約20分)」と、以前にも紹介しました「第5回全日本学生フォ-ミュラ大会」を追ったドキュメンタリー「クルマの楽しさ・すばらしさ編」として「クルマづくりへの挑戦~第5回全日本学生フォーミュラ大会物語」の2本のオリジナル映像を上映しています。
「情報から見える未来のクルマ」は、サイエンスプロデューサーの米村でんじろうさんが自動車最先端の技術を詳しく教えてくれます。クルマの進化に、皆さんびっくりするはずですよ。
さぁ~て、今日も無事に閉場です。
明日も、がんばります!