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公共交通機関について(2) JR東日本千葉支社さんを訪ねて
2007.07.19


こんにちは、事務局の吉澤です。

今回は前回に引き続き、第40回東京モーターショー2007へのアクセスとして、公共交通機関の取り組み第2回目をリポートします。

前回は千葉県バス協会さんにお話を伺いましたが、今回は皆さんがよく利用されていると思われる電車でのアクセスについて、JR東日本千葉支社の牧野さんにお話を伺いました。

はじめまして、JR東日本千葉支社の牧野です。

最初に皆さんにお伝えしたいのは、東京モーターショーが開催される幕張エリアは、皆さんがイメージされているよりは、東京都内からのアクセスが良いということです。東京駅から会場の最寄り駅である海浜幕張駅へは、京葉線特急列車(わかしお号、さざなみ号)を利用すれば最速23分での移動が可能となります。これなら普段の通勤よりも近いくらいですよね。
JR01.jpg
(第40回東京モーターショー2007で臨時運行される特急わかしお号)

東京モーターショーの一般公開期間(平成19年10月27日(土)~11月11日(日))は、ほかの期間に比べて多くの方が電車をご利用されますので、最寄り駅の海浜幕張駅では駅社員を増員してお客様のご案内に対応しています。
さらに、大きなイベントの時にしか開放しない海浜幕張駅の臨時改札口も、東京モーターショーになると開催期間中は全て開放しておりますので、駅構内で待たされることもありませんし、臨時の乗り越し精算も出来るように対応しています。

これまで、東京モーターショー以外で臨時改札口を開放したことがあるのは、GLAY20万人コンサートや日本シリーズなどの大きなイベントぐらいですよ。

駅構内でのスムーズな誘導の他にも以下のような取り組みで皆さんの快適な会場へのアクセスをお手伝いします。

列車に関しましてはまず、3月のダイヤ改正から特急列車の海浜幕張駅停車便が増えました。
また、一部特急列車の時刻が開く時間帯には、海浜幕張駅始発便+終着便の運転を予定しています。特急の海浜幕張駅停車便が増えたぶん、極端な混雑や待ち時間の長さが幾分、解消されることを見込んでいます。
特急券は1ヶ月前から販売していますので、事前に購入していただければ、当日、切符を買うために並ぶ必要がありません。

指定席特急券なら当日、帰りの時間にあわせて切符を買っておけば、ゆったり座って帰れますので安心ですよね。

ちなみに、東京駅―海浜幕張駅間の通常運賃は片道540円(小人(6歳~12歳未満)270円)ですが、特急列車に乗車する場合は通常料金に加え、自由席特急料金片道500円(小人250円)、指定席特急料金片道1,010円(小人500円)でご利用いただけます。

また、普通列車をご利用される場合でも、東京モーターショー開催期間中の土休日は臨時にJR武蔵野線の南船橋までの列車を朝と夕方の時間帯の一部、海浜幕張駅まで延長運行します。詳細は、JR時刻表10月号にてご確認ください。

それと、車内アナウンスで東京モーターショーへの最寄り駅についてアナウンスしておりますから、お間違えのないようお気を付け下さい。
ちなみに、各路線の最寄り駅はJR京葉線「海浜幕張駅」、JR総武線・京成千葉線「幕張本郷駅」です。JR2.jpg
(海浜幕張駅から会場に向かう人達)

車いすご利用者の方への対応も万全を期しております。
車いすをご利用の方のご案内を、駅社員が責任をもって行います。
これは、東京モーターショーに関係なく全社的に対応し、各駅構内および車両もバリアフリー化を進めております。

そして、駅構内に臨時窓口を開設し、東京モーターショーの入場券も販売しています。
会場の入場券売り場に並ぶこともありませんし、アフタヌーン入場券(平日15時から入場できる一般1,100円、中学・高校生500円の入場券で、当日は海浜幕張駅構内または会場でしか購入できません)をご利用の際には、学校終わりや仕事終わりに東京モーターショーを見に行くときには、特に便利にご利用いただけるかと思います。
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(会場に着く前に駅構内で入場券を購入することができます)

各最寄り駅では、東京モーターショーに来場される方へ怪我や混乱なく万全な対応を心がけておりますので、ぜひJRを利用して東京モーターショーを楽しんで下さい。

牧野さん、ありがとうございました。
今回もJRさんでは会場へのアクセスや混雑への対策に万全の体制で臨まれており、特急列車も運転されておりますので大変楽しみですね。また、IC乗車券(SUICA/PASMO)が導入されておりますので、関東地区の方は自動改札にピッとタッチするだけで精算が完了するので、改札口の混雑は以前に比べてグンと減るのではないかと期待できますね!
そうそう、IC乗車券を利用するときはくれぐれも残高不足にはご注意を。「ピンポ〜ン!」と自動改札が閉まってアタフタすることのないよう、事前にしっかりチャージしておきましょう。

今年の第40回東京モーターショー2007へお越しの際は、公共交通機関で快適に来場し、東京モーターショーを楽しんで下さい。

公共交通機関について(1)  千葉県バス協会さんを訪ねて
2007.07.05


こんにちは、事務局の吉澤です。

乗用車、商用車、二輪車、車体、部品関連製品が一堂に集まり、幕張メッセの全施設を使用して大々的に開催される「新・総合ショー」となる今回の第40回東京モーターショー2007。
今年は、いっそう期待度も高いことから、開催中は大勢の人で賑わうことが予想される東京モーターショーだけに、交通アクセスの利便性は気になるところ。
スムーズにイベントを楽しむなら、時間も確実な電車やバスなど公共交通機関を賢く利用したいものです。

そこで今回から2回にわたって、第40回東京モーターショー2007への公共交通機関の取り組みをリポートします。

第1回目の今回は、駅から会場への重要な輸送機関となる、バスを利用した会場へのアクセスについて、東京モーターショーが幕張メッセで開催されるようなった第28回東京モーターショー(1989年)から、担当されていらっしゃる、社団法人千葉県バス協会の加藤さんにお話を伺いました。

皆さんこんにちは、千葉県バス協会の加藤です。
東京モーターショーが幕張メッセで開催されるようになったのは平成元年(1989年)の第28回ショーからですが、国内最大級のイベントとして千葉県警本部とも連携し、本番さながらの交通規制のシミュレーションを何度も行いました。
道路に並んだクルマのナンバープレートは実に、北は北海道から、南は九州まで。常設駐車場に入るクルマの列は、最後尾が高速道路に入ってしまったほど。

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(第28回ショーでは1,924,200人の来場者)

また、当時は京葉線が東京駅から海浜幕張まで開通していなかったため、100台のバスで総武本線の幕張本郷駅から幕張メッセ開場までピストン輸送を行うなど、毎年お客様の利便性と安全性を考慮した対応をしてきました。これら20年近くにおよぶイベント対応のノウハウを生かして、今回も東京モーターショーではお客様に負担なく会場に足を運んでいただけるようさまざまな取り組みをしていきます。

具体的には、イベント開催期間中(平成19年10月27日(土)~11月11日(日))の16日間、幕張本郷駅(JR総武線、京成千葉線)から会場までの臨時バスを、そして横浜駅(YCAT)から会場までの直通高速バスの運行が挙げられます。

臨時バスは幕張本郷駅(JR総武線、京成千葉線)から会場である幕張メッセまで、5~10分間隔で運行します。バスの台数も充分に確保していますので、お客様にいつまで待っても乗り場にバスが来ないといった不便さを感じさせないようにしています。また、できるかぎり新型の車両を配備することも東京モーターショーならではですね。更に、日本では数ヶ所でしかお目にかかることのできない連節バス(車体が2両繋がったバス)が会期中、幕張本郷駅-幕張メッセ間で運行しています。特に連節バスは珍しいからでしょうか、写真撮影などをしていかれる方も多くいらっしゃいます。

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(連節バスに乗れるチャンスも!)

東京モーターショー会場行きの往復バスでは、精算時の混雑を避けるための工夫もしています。東京モーターショー会場に臨時の料金精算所を設け、バスを降りてから後払い精算(お帰りの場合は、先払い精算)の形をとります。バスに乗る際には面倒な手続きなく、すぐに乗車いただけますので、乗降時の混雑も少なくスムーズに乗り降りいただけます。

料金支払いゲート2.jpg
(会場に設営された臨時の料金精算所)

横浜駅(YCAT)-東京モーターショー会場間で高速バスを往復運行しており、料金は大人片道1500円、子供750円です。常に最新の道路状況を把握しながら最適なルートを選んで走行しますので、渋滞に巻き込まれることもまずありませんのでご安心ください。もし、首都高速道路が渋滞となっていたら、東京湾アクアラインにルート変更をいたします。突然のルート変更でもカップルや子供連れの方には、綺麗な夜景を見ながら帰宅できるとあって大変喜んでいただいています。(ルート変更による追加料金はございません)。神奈川県にお住まいの方はこちらを利用されると便利かと思います。

看板2.jpg
(会場にはバスのりばの案内もあるので迷わず安心)

ご紹介したバスの運行のほか、羽田空港・成田空港からも幕張メッセまでは高速バスが運行していますので、遠方や海外からいらっしゃる方には、ぜひこちらをご利用ください。
また、一部の車両では英語、韓国語、中国語のインフォメーション対応もしています。

また、車いすを利用される方については係員がバスターミナルごとに、お客様がどの車両にご乗車されたかを情報共有して、連携をとって万全のサポート体制をさせていただきますので、安心してご来場いただきたいと思います。

10月28日(日)~30日(火)に、東京ビックサイトで開催される2007東京トラックショー会期中は、東京モーターショーの開場である幕張メッセとビックサイトを結ぶ直通バスを、1時間に2便程度特別運行いたしますので、どちらのショーも効率よくご覧いただくことができます。

特に、今回の第40回東京モーターショー2007は、最大規模で実施されるということもあり、これまで以上に待ち時間を極力なくして快適に、かつ安全に皆さまにご利用いただけるよう、職員全員で全力をつくします。どうぞ安心してバスをご利用ください。

加藤さん、ありがとうございました!
最寄り駅だけではなく、近隣駅や空港などからもバスの利便性が高いのは嬉しいですよね。

次回は電車での交通事情について、JR東日本千葉支社さんにお伺いします。どうぞお楽しみに!


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モデレータ紹介
東京モーターショー事務局の吉澤です!10月の第40回東京モーターショー開幕に向け、事務局も準備にフル回転! ブログではフラメンコのような“熱い”情報をお届けしていきます。お楽しみに!
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