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運営スタッフは見た!
2007.03.01


こんにちは、吉澤です。

早いものでもう3月ですね。『第40回東京モーターショー2007』も、開催まであと8ヶ月を切ってしまいました! この調子だとアッという間に一般公開日の10月27日がやってきそう。気合いを入れ直して準備を進めなければ!

さて、前回のエントリーでは、株式会社ケン&スタッフの高橋秀さんに「東京モーターショー」の運営ノウハウについて語っていただきました。
今回はその続き、高橋さんが現場で体験した「東京モーターショー」の裏話について語っていただきます。
それでは、高橋さん、よろしくお願いします。

こんにちは、高橋です。
高橋氏
私たちがショーの運営に携わったのは、幕張メッセのこけら落としとなった1989年の『第28回東京モーターショー』から。この時も初めての参加で大変でしたが、特に記憶に残っているのは、その次の『第29回東京モーターショー』ですね。

実は、この時の「東京モーターショー」は、来場者が初めて200万人を突破した記念すべきショーだったんです。
ですが、現場の運営スタッフにとっては苦労の連続でしたね
なかでも思い出深いのは、フェラーリF40の展示
フェラーリF40が初めて日本で展示されるということで、車の周りは黒山の人だかりでした。お客様にハンドマイクで、「止まらないでください~」とお願いしても叫んでも、まったく聞いてくれないんです。ロープを持とうが柵を持とうが追いつかない。けが人が1人も出なかったのが不思議なくらいでした。
ただし、このときは、けが人は出ませんでしたが、迷子の子どもは続出しました。

どんなにサインボードがしっかり整備されていても、必ず迷子は出るものです。
迷子を探し出してご両親に引き合わせるのも、私たちの仕事の1つです。
迷子の知らせを受けると捜索班が総出で探すのですが、子どもたちは自分が迷子になったとは思ってない。むしろ、親が迷子になったと思っている子もいるくらいです

このときに、もう一つ大変だったのは『自動車ガイドブック』の販売です。
ショーが開催して1週間経ってもまったく売れない状態…
というのも、販売所を設置していたのが飲食売店の集まる休憩ゾーンだったから。「人が集まるから売れるだろう」という考えで場所を決めたのですが、実際は皆さん食べることに夢中で、『自動車ガイドブック』のことはほとんど目に入らないんですね。
(吉澤:自動車ガイドブックは国産車を網羅した年鑑本で、もう50年以上も自動車ファンに親しまれています。今年の第54巻は10月24日に発売です!昨年発売の第53巻はこちら

そこで、急きょ販売所をゲートやホールの近くに移転することにしました。
スタッフをかき集めて徹夜で作業をしたのですが、3つのお店を完全に移転するのに3日もかかってしまいました。販売所を動かす作業には大変な労力が必要ですが、スタッフの若い力を合わせて頑張りました。私自身も、若かったからやりとげられた部分もあると思います。今やれと言われても多分無理でしょう

でも、このときは苦労の甲斐あって、移転後の売り上げは急上昇しました
今も、このとき移転した場所に『自動車ガイドブック』の販売所を設置しています。
おそらく『第40回東京モーターショー2007』でも同じ場所にあるはずです。ゲートに入ったとき、もしくはホールに入る前には、少し周りを見渡してみてください。そして、販売所を見つけたら私を思い出し、ぜひ『自動車ガイドブック』の購入をお願いします

私たちは「ケン&スタッフ」としてだけでなく、「東京モーターショー」の一員として、常に看板を背負っているという感覚で仕事に取り組んでいます。だから事務局の方々に、「ここは改善したほうがいい」というような意見も遠慮なく言わせてもらってます。
このように、「東京モーターショー」は、ショー全体が常に改善されていて、最近はショーとしてかなり完成されてきたと感じます
これからも私たち運営スタッフは、「このショーには自分たちがいないとダメなんだ」くらいの感覚で「東京モーターショー」に携わっていくつもりですし、来場してくださる方のために、少しでも良いショーにできるよう、プロとしての意見を提案していきたいと思っています。

高橋さん、ありがとうございました~!
すべてのスタッフが情熱を持ってショーに参加しているからこそ、「東京モーターショー」は世界の5大モーターショーでもトップクラスの評価をもらうほどに発展したんですね。
私も高橋さんの熱意に負けないように、気合いを入れて『第40回東京モーターショー2007』を素晴らしいものにしたいと思います

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モデレータ紹介
東京モーターショー事務局の吉澤です!10月の第40回東京モーターショー開幕に向け、事務局も準備にフル回転! ブログではフラメンコのような“熱い”情報をお届けしていきます。お楽しみに!
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