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運営スタッフも粒ぞろい
2007.02.22


こんにちは、吉澤です

私の趣味は「モデレーター紹介」でも書いているとおりフラメンコ。踊りだけでなく音楽も大好きです。スペインのミュージシャンが来日したときは、なるべく行くようにしてるんですが、仕事で行けないことのほうが多いんです…
コンサートに行くたびに思うんですが、運営スタッフの人ってちょっとうらやましいですよね。仕事とはいえ、タダで音楽を聴けるんですから。

コンサートに限らず、あらゆるイベントには、たくさんの運営スタッフがいます。もちろん「東京モーターショー」も例外ではありません。
来場された皆さまが、快適で安全なショーを楽しめるよう、毎回数多くの運営スタッフが関わっています。
今回はショーの運営を手がけている、株式会社ケン&スタッフの高橋秀さんにお話を伺います。

はじめまして、高橋です。

当社はイベントの運営等の委託を受けて、運営の補佐をしています。
「東京モーターショー」では事務局や、緊急誘導要員、迷子、落とし物などなど、ホールに関わるものすべてに必要な人材を提供しています。
高橋氏

ウチで仕事をしたいと言ってくる人は、昔は吉澤さんのように「音楽が好きだから」とか、「クルマが好きだから」という理由で申し込んできたのですが、最近の人はちょっとドライになってきた感じです
最初に来るのがお金ですから。「誰のコンサートなんですか?」じゃなくて、「時給はいくらですか?」ですからね。ネットに色々な情報がタダで見られるようになったのが原因なんでしょうか?

そんな人が増えてきたから、というわけではないんですが、スタッフの教育には力を入れています。以前は口頭と書面だけで仕事内容を説明していたのですが、これだと現場のイメージが浮かばないじゃないですか。
ですから、今はオリジナルのDVDをプロに作ってもらって、それを見ながら、現場に出る前に徹底的に教育します。そうすることで、スタッフが早く戦力になってくれるんですね。お客様の安全に関わる仕事ですから、「人間」としてしっかりしたスタッフで運営しているんです
(吉澤:ケン&スタッフさんのスタッフの方は皆さん明るく元気よく仕事していただいてますのでこちらも気持ちよく仕事ができます。いつも無理なお願いしてますが… 人材も豊富で、中には英語、中国語、韓国語に堪能なすごい方もいらっしゃいますもんね。)

私たちは「東京モーターショー」のようなイベントだけでなく、音楽のコンサートや格闘技・プロレスの試合なども手がけています。
これまで、様々な規模の会場で運営してきました。
ちなみに東京ドームでコンサートをする場合、アリーナだけで400人以上の運営スタッフが必要。大規模なコンサートなどで培ってきたノウハウがあるからこそ、「東京モーターショー」のような巨大なショーにも対応できるのかな、と思っています

数多くのイベントに携わってきて、「『東京モーターショー』はすごいな」と感じるのは、何かあったときの対応の早さですね
事務局の方、業者の皆様方が阿吽の呼吸で事態を改善するんですよ。
事務局の方も私たちを信頼してくださっているし、また、皆さんは目をつむっても会場内を歩けるようなプロばかり。何をやるにも早いんですね、仕事が。
やはり、長い歴史を持つショーだからこそ、何をやるべきかが分かっているんでしょう。素早い対応で問題を解決するからこそ、毎年、ショーの精度が上がっているんだと思います

高橋さん、ありがとうございます!
次回は運営スタッフが見た「東京モーターショー」の裏話をお送りします。
お楽しみに!

時代と共に変わる売れ筋商品
2007.02.15


こんにちは、吉澤です

昨日はバレンタインデーでしたね。
皆さん成果はどうでしたか? 僕はサッパリでした…。
がっくりしながら家に帰ると実家から荷物が。
開けてみると、お米や缶詰に交じってチョコレートが入ってました…。
ちょっと泣きそうになりました

と、僕のモテないエピソードはこれくらいにして
前回は、オフィシャルグッズの売れ筋商品についてK.Kさんに語っていただきました。
今回はその続き。1993年の第30回ショーから始まったオフィシャルグッズ商品の変遷や裏話を披露していただきます。
それではK.Kさん、よろしくお願いします

こんにちは、K.Kです

前回は売れ筋商品についてお話しましたが、Tシャツやピンバッチのように継続的に売れるものばかりではなく、時代によって売れ筋商品は色々と変化しています。

初めてオフィシャルグッズを販売した、『第30回東京モーターショー』が開催された1993年。このときに最も売れていたグッズって何だと思いますか?

それは、テレホンカード

当時はテレホンカードのマニアも沢山いましたし、コレクション性が高い上に実用的でもある。しかもかさばらない。
そのため、テレホンカードだけで数千万円の売り上げがあったんですよ
その後、テレホンカードが売れなくなってきて、代わりに売れ出したのが、ストラップなどの携帯電話グッズ

2003年の第37回ショーで販売された画面拭きストラップ

これに関しては外れがないですね。毎回コンスタントに売れています。テレホンカードに比べると売り上げ金額は少ないんですが…

逆に売れにくいのは、パッと見たときに使い方がわからないもの。
私が知ってる限りで一番悲惨だったのは、「緊急脱出用ハンマー」。
クルマに閉じ込められたときに窓を割って脱出するというものです。
なんと、1500個作って売れたのはたったの44個
当時の担当者に「何でこんなモノ作ったんだ!?」って聞いてみたいですね。

パッと見て使い方が分からないものが売れない理由の一つは、店員が商品説明をする時間がないということがあると思います。
平日ならまだしも、週末や祝日はお店が大混雑する事もあり、私たちも商品の受け渡しや精算に追われて、じっくりとお客様に対応できないんです。だからわかりやすいものが選ばれるんですね

2003年の『第37回東京モーターショー』で販売したクマのぬいぐるみは、私がパッと見て「おっ、いいじゃん。これは絶対売れる」と直感して商品化を進めた物です。

「ショーとの関連がわからない」ということで賛否両論だったにも関わらず、強引にラインナップに加えたところ、おかげさまで完売しました

でも、わかりやすいからといって売れるわけではないのが難しいところ。
以前に、クルマ好きのお客さまが多いだろうからカーグッズが売れるだろうという安易な発想で、クッションを販売したことがあるんですけれどもこれが売れなかった…。
よく考えたら、大きな荷物を持っていると会場を歩きにくいんですね。

K.Kさん、ありがとうございました!
このように、「東京モーターショー」では、毎回試行錯誤を重ねながらも、皆さんに喜んでいただけるようなオフィシャルグッズを企画しています。『第40回東京モーターショー』でも、楽しい思い出や来場記念になるようなオフィシャルグッズを販売しますので、楽しみにしていてくださいね。(今回新しい試みをするので、お楽しみに!)

オフィシャルグッズはすべてが限定品!
2007.02.08


こんにちは、吉澤です

前回前々回のエントリーでは、「東京モーターショー」の会場である、幕張メッセの周辺情報をご紹介しました。
仕事とはいえ、幕張の名所を巡っていると観光気分が盛り上がってしまい、思わずお土産の一つでも買いたくなってしまいました

さて、「東京モーターショー」でのお土産といえばオフィシャルグッズ。えっ 知らないって? 東京モーターショーでは毎回ショーのロゴをあしらったグッズを製作しているんですよ。来場の記念として、または、友人や家族、会社の同僚などへのプレゼントとして、毎年数多くのグッズが販売されています。
今回はこれまでずっとオフィシャルグッズを担当していただいている、広告代理店のK.Kさんにお話を伺います。

はじめまして、K.Kです

まずは「東京モーターショー」のオフィシャルグッズの歴史からお話しまししょう。
初めて登場したのは1993年の『第30回東京モーターショー』から。
このオフィシャルグッズ、当初はショー開催30回記念のメモリアルグッズという位置づけで始まりました。その時は19品目・43種類取り揃えたそうです。
『第30回東京モーターショー』だけでしか販売しない予定だったのですが、お客様からの評判が予想以上に高く、継続的に販売することになったのです。

「東京モーターショー」のオフィシャルグッズは、それぞれのショーを記念してのものですから、すべて限定品です
そのため、残念ながらショー開催中にしか買う事が出来ません。つまり、ショー会場内でしか買えないプレミアムグッズなんですね。

私たちが最も頭を悩ませるのが、どんなグッズをいくつ作るかということ。
少なすぎてはお客様に迷惑をかけてしまうし、作りすぎると売れ残ってしまい私たちが困る。
それに、前回ショーで売れたものが、次回ショーでも売れるという確証はないんです。
そんな中でもTシャツは安定して売れ続けています

2003年の第37回ショーのTシャツ(このデザインの他に3種類ありました)

定番商品ともいえるTシャツですが、ただ数を出せばいいというわけではありません。
サイズ展開も大切なんです。
Tシャツを専門に作っているメーカーさんに聞くと、一般的にはLサイズが90%くらいの販売比率ということなんですが、「東京モーターショー」での私の経験から言うと、Lサイズの売り上げは半分くらい。全体的にMサイズの比率が高いんです。自分で着るだけでなく、お土産として奥さんや子供に買っていくという方が多いのかもしれません。
あと、面白いのは、海外からのお客様のほとんどがXLサイズを買うということ。
しかも大量に買って帰られます。1人で「Tシャツ30枚下さい」とおっしゃる方もいるくらい
以前のショーで、XLをあまり用意しなかったら、プレスデーで売り切れてしまったということもあります。(プレスデーには3千人以上海外からプレスがいらっしゃいます。)

コレクターに人気が高いのはピンバッジ


2003年の第37回ショーのもの

『第30回東京モーターショー』からずっと集めている方もいらっしゃいます。コレクターの皆さんは、売り切れ対策として早い時期にご来場くださっていますね。

売り切れといえば、2005年の『第39回東京モーターショー』は関係者では「幕張の奇跡」と呼ばれているくらい売り切れが続出したんです
Tシャツなどの売れ筋商品が、会期を3日間残して全部売り切れてしまい、最後は売り場がすっからかんに近い状態になってしまいました。
あとで集計してみたら、2003年の『第37回東京モーターショー』の倍近くも売り上げていたんです。かといって、入場者が倍になったわけでもない。景気が倍よくなったわけでもない。
突然売れちゃったんですよね。
そんなふうに商品が売れる数の予測がつかないところが、「東京モーターショー」でオフィシャルグッズを製作するおもしろいところであり、怖いところでもあります


前回第39回ショーのオフィシャルグッズ


50周年記念グッズ

K.Kさん、ありがとうございました!
確かに前回の第39回ショーのオフィシャルグッズは大人気でしたね!ロゴも評判よかったですし、50周年ということで、50周年記念のオフィシャルグッズも作りましたしね。オフィシャルグッズとしては高額な10,000円のジッポライターも100個作って販売したのですが、6日目で売り切れたんです。これは驚きでした。(もっと作っておけばよかった…

次回は、オフィシャルグッズ商品の変遷や裏話について語っていただきます
お楽しみに!

カップルで楽しむ幕張
2007.02.01


こんにちは、吉澤です。

今回は前回のエントリーに引き続き、幕張メッセ周辺情報をお届けします。
テーマは「カップル」。
愛し合う2人が、さらに素敵な関係になれるようなスポットをご紹介します。

カップルで東京モーターショーに行く場合、多くはクルマ好きの彼氏が彼女をつれて行くというパターンでしょう。
一日かけてじっくりと東京モーターショーを見たい彼氏の気持ちは、同じクルマ好きとして痛いほど分かります。でもここはグッと我慢して、彼女の好きそうな場所にもつれて行ってあげるのが男の甲斐性ってもの

女性の好きなモノといえば洋服に化粧品、おいしいもの、そしておトクなものでしょうか。
改札を出て左、幕張メッセ方面に駅を出るとアウトレットモールがありますので、ここに行ってみてはどうでしょう? (今回の取材時には、ちょうど某時計ショップがリニューアルオープンしていたので、思わず立ち寄っちゃいました。)

個人的には、東京モーターショーを見たあとで、いっしょに行ってくれたお礼として、彼女をつれて行くのが効果的かなと思います。(散財しないように注意しましょう…

せっかくのデートなんだから、東京モーターショーだけでなく、食事もゆっくり楽しみたいですよね。
ちなみに幕張メッセの中には、こんなに素敵なレストランもあるんです。なかなかお洒落ですよね

レストランNOA(幕張メッセ・国際会議場1F)

ご存じでしたか?
ここは、東京モーターショー会期中に私もよく利用します。おいしいし、なかなかボリュームがあっていいですよ

幕張メッセの目の前にも飲食店がそろった施設があります。和・洋・中すべて揃ってますので、会期中は私たちも重宝しています。私たちは、東京モーターショーの準備期間から終了後の撤去期間をあわせると、1ヶ月間は幕張に泊り込みになりますので、色んな種類があって助かっています

ここでちょっとした裏ワザをご紹介しましょう
東京モーターショーにはアフタヌーン券という割引チケットがあります。これは、平日午後3時からの入場だと1100円で入場可能というもの。(当日券は1300円)
彼女と2人なら400円のおトク。アフタヌーン券をうまく活用するのも手ですよ。幕張で昼食をとった後に3時まで周辺を散策してみるのはいかがですか?そこでちょっと行ってみてほしいのが、歩いて10分ほどの海岸。

JR海浜幕張駅を背にして海のほうへ歩いていると、右手に千葉マリンスタジアムが見えてきます。

途中の風景も綺麗ですよ。
これは歩道橋の上で撮った写真です。

そのまま真っ直ぐ歩いていくと幕張の浜に到着。

「ここは日本で最初の人工海岸なんだよ。」
そんなトリビアネタをささやきつつ海岸沿いを歩けば、2人の仲はグッと近づくはず!
幕張の浜は本当に日本初の人工海岸なんです。モーターショーの時期は、秋の行楽シーズンなので潮風にあたるのも気持ちいいですよね。私たちは秋の行楽シーズンを、会場の幕張メッセとJR海浜幕張駅前のホテルの往復に費やしますが、皆様は是非行ってみてくださいね!

そして、その後東京モーターショーを見れば充実した1日になること請け合いです。

帰り道に出発をしたJR東京駅で寄り道をして、丸ビルでディナーをとれば彼女も更に大満足、かも

第40回東京モーターショー2007』は、是非カップルで楽しんでもらいたいショーです。
もちろん、ショーの内容自体も女性が楽しめるものにしたいと思っていますけど、2人の1日デートプランに今回のエントリーが参考になれば幸いです。

Japanese / English
モデレータ紹介
東京モーターショー事務局の吉澤です!10月の第40回東京モーターショー開幕に向け、事務局も準備にフル回転! ブログではフラメンコのような“熱い”情報をお届けしていきます。お楽しみに!
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