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パリモーターショー
2006.11.16


秋の気配を感じはじめるシャンゼリゼ通り。パリが最もパリらしくなる季節はヨーロッパ中のクルマ好きがパリに集結する季節でもあります。
今年も9月28日から10月15日の18日間(プレスデー2日間含む)、「パリモーターショー」が開催されました

(休日はまるで東京並みの混雑!)

5大モーターショーのうちの一つ「パリモーターショー」は1998年に100周年を迎えた世界最古のモーターショー(東京モーターショーはまだ50年…)。
この伝統あるモーターショーを、我々モーターショー室のビッグボス、岡室長が視察してきました(私も行きたかった!)。
では、「パリモーターショー」の様子を語ってもらいましょう

こんにちは、岡です

先ほど吉澤も申していたとおり、秋のパリは非常に美しく、まさにベストシーズン(観光はしませんでしたが…)。
パリモーターショー」には家族連れから若者、高齢者まで幅広い年代の方が来場していました。
これは季節のせいではなく(笑)、「パリモーターショー」というイベント自体が素晴らしいものだったからだと思います

ショーのテーマは「お客様の来場をより快適にし、これまで以上にリッチなショーをお届けする(make the visit more comfortable and offer an even richer show)」というもの。
その言葉のとおり、展示レイアウトや開催時間の変更、新規イベントなど、歴史あるモーターショーにもかかわらず、さまざまな革新を行っていました

会場はパリエキスポ。パリ市の中心部に近く、地下鉄、トラム(路面電車)、バス、タクシー、乗用車のいずれも短時間でアクセス可能な好立地です。

(メインゲート前。地下鉄を出るとすぐゲート!)

会場内は非常に広いのですが、ホールの間や坂道には動く歩道が完備。これは便利です。私もそんなに若くないので非常にありがたかったです(笑)。東京モーターショー会場にもあれば便利ですけど・・贅沢ですかね。。


(坂道も動く舗道でスーイスイ!)

驚いたのは広い会場を生かした思い切ったブースレイアウト。特に地元フランスメーカーは装飾も凝っていました

(ブースもパリファッション!)

そんな中、もっとも注目を集めていたのは、やはりワールドプレミア(世界初発表)車。
ショー全体では70台ものワールドプレミア車が発表され、日本メーカーが発表した車両も熱い注目を集めていました

そんな会場をまわっていてふと気づいたのですが、前回まではどこのブースにも設置してあった灰皿がどこにも見あたらなかったんです。ヨーロッパのショー、例えばジュネーブではまだまだ会場内で喫煙可なのですが、パリにはいよいよ全面禁煙の波が来たなという感じです。

特別企画も楽しいイベントが目白押しでした。その一部をご紹介しましょう。

・フランス国内のミュージアムや個人収集家による名車コレクションの展示。フランスらしくシトロエンの2CVやクラシックなバスなどもあってとても見ごたえがありましたよ

(オルジナル2CV。当時犬小屋と言われた。)

(蒸気自動車もフランス製)

↓おっと、これはビンテージカーではなくロシアからの出品 ラダ・・。

(最新型です!)

・本格的ラリーカーを使っての試乗会。これはパイロンで作ったコースを自分で運転させていました。コースは狭くてよほど腕に覚えがないとすぐコースアウトしてしまう感じです。ちなみに有料。

(スピンターンできないと回り切れない急コーナー!

・4WD試乗会。屋外の特設コースを最新の4WD車で同乗試乗。勾配35度の急坂のつくりがパイプフレームで組み上げた比較的簡素なもの。同乗試乗もスリリングですが、そっちもちょっと不安…

(おっとっと。。)
パイプフレーム
(一つ崩れると総倒れ?)

ものすごい勢いで車が3回転する転倒シートベルト体験。乗ってる人は大丈夫か!?というくらいに高速回転

(この恐怖も味わいたかった。)

会場内には遊園地の列車のような連結トロッコも走っていました。
これはおそらくパリモーターショーでも初めてだと思いますが、かわいくていいです
ね!

(時間があれば乗りたかった。。)

さてご紹介してまいりましたパリモーターショーですが、新しい試みを取り入れながらもヨーロッパの歴史と伝統を感じることのできる、非常に素晴らしいショーでした。クルマ文化が根付いているなという印象も持ちました


地元のライオンです(プジョーブース)

第40回東京モーターショー2007」も「パリモーターショー」に負けないくらい素晴らしいショーにしたいですね

室長ありがとうございました。ちなみに主催者発表によりますと、前回2004年に比べて来場者数が減少したようです。これは入場料を2ユーロアップ(2004年は10ユーロ)したことが原因か?? などと言う人もいますが、原因や如何に・・

さてさて実は岡室長、成田からパリへ行く飛行機がトラブルで飛ばず、一晩成田で足止めをくらってたんです!(こんなこともあるんですね…) そのせいでスケジュールが狂い、パリショーは駆け足で3時間半しか視察することができなかったそうです。
お疲れさまでした!

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モデレータ紹介
東京モーターショー事務局の吉澤です!10月の第40回東京モーターショー開幕に向け、事務局も準備にフル回転! ブログではフラメンコのような“熱い”情報をお届けしていきます。お楽しみに!
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