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北京モーターショー その2(ショー編)
2006.12.21


こんにちは、吉澤です。

今度の日曜はクリスマスイブですね!
皆さんは、誰とどのようなクリスマスを過ごすのでしょうか?
私については、今年のイブは日曜日で外に出なくていいからラッキー、などと思ってました。

さて、気を取り直して、と。

今回は「北京モーターショー」レポートの第2回。ショー編です。
私、吉澤が3日間の視察で見てきたことをご紹介します!

北京モーターショー」の会場は2つに分かれていました。

第一会場は中国国際展覧中心

第二会場は全国農業展覧館
 

第一会場は乗用車と部品、第二会場では商用車、部品、関連用品を展示しています。

私たちが視察したのは、報道関係者だけに公開する日である11月18日(土)のプレスデーと、商談など業界関係者のために開催される11月19日(日)・20日(月)のトレードデーの3日間。
自分のイメージとしては、プレスデーというのは一般公開日に比べて人も少ないし、落ちついてるものだと思ってましたが、朝会場に到着したら人の多さに圧倒されました。中国ならでは(?)なのでしょうか
行列

プレスデーは先ほども申しましたが、報道関係者だけに公開する日のこと。それなのにものすごい人だかり、横を見ると子連れのお母さんらしき人までいる。子供記者か? などと思ってチケット売り場を見てみると、すごいものを売っていました
腕時計です。 腕時計の何がすごいの? と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、それがプレスデーのチケット代わりなんです。
プレスデーに一般の方が入れるチケットを販売しているというのは初めてだったので驚きました。そりゃ子供も入れるよなあ、とそういう意味では納得。ちなみに腕時計は2種類あって価格は1,080元(約18,000円)のものと、580元(約9,800円)のものがありました。
1,080元の方はプレスデーを含めて一般公開日に3回入場可能で、580元の方はプレスデーのみ入場可能でした。売り場には“数量限定、急げ!”みたいな意味(たぶん)のコピーが書かれたポスターが貼ってありました

(子連れ記者?)


(腕時計ポスター)

入場ゲートは、お金を出せば誰でも入れる的な感じとは裏腹に厳重です
まずは入場パスを回転ゲート(ディズニーランドみたいな感じ)に挿し入れます。そこを通ると金属探知ゲートをくぐって、手荷物のX線検査も受けます。空港並みの厳しさです。
かと思いきや、会場内では警備員が展示車両の写真を携帯電話で撮影していたりと??な感じでした。

(意外といい加減・・撮影中)

さて、肝心のショーの内容ですが、展示については各社とも意欲的で、日系メーカーや欧米系のメーカーは今後の中国自動車市場を見据え、高級車からハイブリッド等の環境対応車まで幅広く展示し、意気込みを感じました
今回は初めてポルシェやフェラーリなど高級スポーツカーも出品されて黒山のひとだかりができていました(昔、幼稚園くらいの時に田舎のカー用品店にランボルギーニ・カウンタックが展示されてわざわざ親父と見にいったのをなぜか思い出しました)

(まだまだ珍しい高級スポーツカー)

一方、中国系のメーカーはというと、どこかで見たことあるぞ、という車の展示もありつつ(報道されてましたけど……)、独自開発車やハイブリッド車などを展示し話題になっていました。

(中国系メーカーの独自開発車)

ちなみにプレスデーはプレスブリーフィングを各社とも自社ブースで行います。
だいたい各社のトップや上層部が新車などの説明を行うのですが、今回たまたまある欧米メーカーのブリーフィングを見ていたところ、ダンスパフォーマンスは始まったもののスピーカーが待てど暮らせど出てこない。
途中で、新型車を模した気球がブース上空を飛行し、観客の注目を集めていました。
ブースの2階から現れた車(気球)はブース上をフワフワと移動してまた2階に戻って行きました。これがここの会社のブリーフィングのハイライトで、結局30分間ダンスパフォーマンスのみで終わってしまいました。これには私たちもそうですけどプレスの方々も肩透かしを食らったのではないでしょうか

(空飛ぶ車?現る)

(戻りました)

東京モーターショーではおなじみになった感もある来場者向けのイベントも北京ショーではあまり行われていませんでした。
企画らしい企画は、中国政府の公用車“紅旗”のビンテージカー展示と専門家向けのセミナーくらいで、試乗会などは実施されていませんでした。
でも、コンパニオン人気投票は毎回恒例らしく今回も行われてました(私も一応、投票しました)。

あまりイベントを行っていないのは、中国ではまだまだ車自体に集客力があるからなんでしょうね。

(“紅旗”ビンテージカー)

(コンパニオン人気投票)


続きまして第2会場です。
第2会場はメインの第1会場から4kmほど離れているので、第1会場見終わったからちょっと第2会場も見てみるか、という人はあまりいないのではと思います。実際第1会場に比べると人も少なかったです
第2会場のメインホールは、写真をご覧いただくとお分かりかと思いますが、1959年にできた、なかなか歴史の趣のある建物です。展示はバスや大型トラックなどの商用車と部品、関連用品など。商用車は屋外の展示ですので、当然屋外で見ることになりますが、とにかく寒い!
外気温4℃で、しかもコートを着てなかったので、とてもじゃないですが、ゆっくりと見ることはできませんでした

(寒くて見れなかった屋外展示)

部品や関連用品は屋内での展示。
すごい数の出品で、ところ狭しといった感じでブースが並んでいます。
1,000社以上という主催者情報もうなずけます。屋内ではサングラスの即売やラジコンヘリの実演販売を行うなど、何でもありな感じが漂ってました。

(すごい数の屋内展示)

(ラジコンヘリの販売)

おっと! 北京モーターショーその1(街並み編)に引き続き、あまりいいこと書いてない! 
いえいえ、いいところもいっぱいあるんです(この締め方も同じ…)。
街と同じでショー自体活気があって、これからまさに伸びんとしているパワーをひしひしと感じます(ショーの運営自体はまだまだな印象でしたけどね)。
東京モーターショーもその勢いに負けてられません!
来年の「第40回東京モーターショー2007」はアジアを代表するモーターショーとして、これまで以上に素晴らしいものにします!

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モデレータ紹介
東京モーターショー事務局の吉澤です!10月の第40回東京モーターショー開幕に向け、事務局も準備にフル回転! ブログではフラメンコのような“熱い”情報をお届けしていきます。お楽しみに!
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