やっぱり世界は広い
2006.05.11
こんにちは、事務局の吉澤です
昼間に飲むビールって、なぜかおいしいですよね。
「こんな時間から飲んじゃっていいの?」という罪悪感をスパイスに飲むビールの味は格別です。
ゴールデンウィーク中は甘い誘惑に負けて、ついつい飲み過ぎてしまいました。
昨年8月に発表されたキリンビール株式会社の統計によると、日本での2004年のビール生産量は約660万kl。
と言っても量が多すぎるからピンと来ませんよね。
東京ドームをジョッキに見立ててみましょう。東京ドームにビールをなみなみと注ぐと約124万klになります。
ということは、1年間で東京ドーム約5.3杯が生産され、日本中で飲まれているんです。
すごい量ですね~
でも、我が東京モーターショーも負けてはいません。
開催地である幕張メッセと東京ドームはどちらが広いと思います? 実は、幕張メッセの面積は、何と東京ドーム約4.5個分なんです!
前回のエントリーでもご紹介した、1日平均約9万人、最大で15万人という来場者を迎えられるのも、この広い敷地があってこそ。
でも、世界は広い。
東京ドームの4.5個分と言うと、非常に広い感じがしますが、世界の主要モーターショーと展示面積を比べてみると小さなほうなんです。
5大モーターショーの中から例に出すと、パリ・モーターショーは約2倍、フランクフルト・モーターショーに至っては約4倍の展示面積を使用しています。
ただしパリ・モーターショーの場合、ワンフロアすべてを何百台という中古車の即売会フロアにしていました。 すべての展示面積を新車で埋め尽くすのは、思っている以上に大変だということがうかがえますね。
またフランクフルト・モーターショーでは、会場が広すぎて自社のブースまでなかなかプレスやお客様が来てくれないと、ある部品メーカーさんがぼやいていらっしゃいました。
うーん、広すぎるというのも良し悪しですねえ
パリ・モーターショー 中古車即売会フロア(2004年視察時)
東京はというと、海外のモーターショーに比べて展示面積が小さいほうとはいえ、世界中のメーカーすべてを見やすく配置するのには毎回頭を悩ませています
皆さんご存じではないかもしれませんが、東京モーターショーでは出品メーカーさんへの公平性をより高めるために、西・中央・東という3つのホールを毎回ローテーションで展示していただいています。
毎回配置をあまり変えないのが一般的である海外ショー。
「どこに何が展示されているか」 と迷わなくてもよいというメリットはあるのですが、ローテーションを取り入れることで毎回新鮮なショーを楽しむことができるというのは、東京モーターショー独自の大きな特徴とも言えるでしょうね。
ちなみに、前回(第39回)の出品者数は239社! 次回はさらに増えるでしょう。 またワールドプレミア(世界初の発表)の展示は、日本メーカーのがんばりで79台(うち二輪29台)。
これは世界トップクラスです!
「第40回東京モーターショー 2007」は、コンパクトな展示で世界最高の情報発信力のあるショーを目指して頑張ります!