東京モーターショー

第10回 全日本自動車ショー 1963

昭和38年10月26日〜11月10日(晴海)

乗用車館が2つになりショーの雰囲気も変化。

「自由化に備え、新車ずらり……」と新聞に紹介された第10回ショー。10回目を記念して、初日はプレミアショー(19日まで)として入場料500円(料金100円+寄付金400円。寄付金は中央募金会へ)とした。今回の特徴は乗用車館を2つにして乗用車中心のモーターショーへ大きく前進したことであろう。会場南側に試乗会場を設け、各社の新型乗用車の試乗会も行った。これは観客に大きな人気を得た。〝動くショー〟への挑戦がみられたといえる。このショーでは海外カーデザイナーによるデザインのクルマが多く展示された。また、開発に苦労しているといわれた東洋工業のロータリーエンジンが初お目見え。それが前衛的なスポーツカーに搭載されていたのも印象的だった。