第44回 東京モーターショー 2015

メニュー

【出展者インタビュー】ジード株式会社

カテゴリー:連載企画 出展者インタビュー

2015.10.15

【出展者インタビュー】ジード株式会社

「誰かが誰かを幸せにする最小で最軽量のクルマ」をコンセプトに、高齢者や体の不自由な方など移動が制限される人も乗れる二人乗り超小型モビリティづくりに挑戦するジード株式会社。同社取締役CEOの澤田高志さんは、「前回のモーターショー出展から2年。さらなる努力を重ねて、今回展示するのが『ZieD-C1』です。Cはcare(ケア)のCで、二人乗りしたときに後ろの人が前に乗る人をあたたかい思いで見守る姿をイメージしたものです」と、そのコンセプトを説明します。

ZieD-C1は免許がなくても乗れる様な、簡単な操作性です。エネルギー効率が良く、環境負荷も少ないモビリティです。「時速30 km以下の速度領域なので、これまでのモビリティとは安全性へのアプローチが根本的に違います。たとえば、衝突安全性を追求する場合にも、そもそもぶつからないことを考える、など違う視点で取り組むことが求められます」。また、ZieD-C1を電動車いすではなく、「車いす予備軍」と位置づけ、「本当に車いすが必要となる前の段階で、よりQOL(Quality of Life)の高い暮らしをしたい人に向けたモビリティとして提案したい」と語ります。

新しいスタイルのモビリティだけに、SMC出展によりさまざまなメーカーやエンジニアとのコラボレーションが生まれることへの期待も。「未来の乗り物を進化させるために、SMCで多くの人の知恵や力と出会えることを願っています」

【出展者インタビュー】ジード株式会社