東京モーターショー

第9回 全日本自動車ショー 1962

昭和37年10月25日〜11月7日(晴海)

来場者がはじめて100万人を超え、会場周辺も大混雑。

今回も参考出品で多くの試作車などが展示されたが、ハイライトは2輪の世界グランプリなどで名をあげていたホンダがはじめて4輪車に進出したことであった。ホンダ・スポーツ360と500がベールを脱いだ。このニュースが人気をとみに高めたのだろうか、多くの来場者がつめかけ、はじめて100万人を超えた。銀座から晴海へ1日1万台を超えるマイカー来訪者で大渋滞し、主催者は会場周辺を一方通行にするとともに新たに竹芝桟橋〜晴海埠頭間の海上輸送を行うことにした。会場面積も前回より大きくなり、出品車両は410台を数えた。また、初の試みとして、屋外展示場に自動車機械工具工業会が中心となって各種装備を施したテクニカルセンターを開設し、にぎわっていた。