東京モーターショー

第8回 全日本自動車ショー 1961

昭和36年10月25日〜11月7日(晴海)

3C時代が訪れ、ショーにも続々と登場。

スポーツカーや試作車が数多く出品され、〝華やか〟であったと評された第8回ショー。会場規模も当初の2倍近くに広げ、入場口も南ゲートを新設。2日間だがナイター(20時まで)も設けた。来場者も80万人を超えた。政府は前年末に「所得倍増計画」を発表。個人消費も増えてきた。やがて「カー・カラーテレビ・クーラー」を持つのが夢とする「3C時代」が訪れる。この上昇気運に乗って花形車種が続々とショーに登場する。出展車も国際派モデルが目立った。ミケロッティデザインのプリンス・スカイラインスポーツコンバーチブル、日産のフェアレディ試作車、トヨタのイタリアンスタイルのトヨペットスポーツX、ダイハツの700cc車など観衆をよろこばせた。